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2016年10月28日金曜日

「句帳」制作中です!

こんばんは、遠藤です。

皆様、「俳句界」11月号はお楽しみいただけましたか。


12月号には、別冊付録句帳がつきます!

読者の皆様から、「復活して欲しい」という声を多数いただいていた句帳。
従来の「俳句ダイアリー」を改良し、使いやすい句帳をめざして制作中です。




今日は句帳の表紙が印刷所から届きました。
おぉ、とてもきれいな色!(上の写真はモノクロです)
(わたしははじめ、暗い緑色を提案したのですが
先輩方にアドバイスをもらい明るい色に変更しました。変更してよかった。)



本文中には句を掲載しており、パラパラ眺めるだけでも楽しめます。
(「俳句界」から編集部抄出)

「別冊投稿俳句界」からも選出しましたので、
あなたの句が掲載されているかも!?


「俳句界」12月号、句帳がついてもお値段変わらず。お得です。
11月25日(金)発売ですので、よろしくお願いしまーす!



2016年10月27日木曜日

秋の味覚

木曜担当の加藤です。
昨日の松本副編集長と少しネタが被るのですがご勘弁を。

先日、文學の森で句集を出版されたお客様から梨が届きました。

その衝撃的な大きさをお伝えするために、
隣に俳句界11月号を置いてみました。




(分かりやすいような、そうでもないような写真ですみません)

一個の梨で、8人の編集部全員が食べられたという驚きの大きさ。
みずみずしくて甘く、とても美味しい梨でした。
ありがとうございました。


ということで、今回は「秋の味覚」を。



秋刀魚焼く匂の底へ日は落ちぬ   加藤楸邨




取敢へず松茸飯を焚くとせん   高濱虚子




わが聞いてわが嚙む音の梨の秋   皆吉爽雨




新蕎麦を待ちて湯滝にうたれをり   水原秋櫻子



……お腹がすいて来たので、また来週!


2016年10月26日水曜日

柿の日?


こんにちは、松本です。

本日、10月26日は「柿の日」だそうです。
ふとネットを開いたら見かけたので、「何で柿の日?」と思って調べてみたら、


柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺  正岡子規


この句が詠まれた日ということ。
なんともまあ偶然! 俳句に縁の深い日でした。
ちなみに、明治28年の10月26日のこと。奈良旅行のさなかに詠んだ句でした。

明治28年といえば、子規は4月に日清戦争の従軍記者として中国に渡っていました。ただいま連載中の「陣中日記」を記し、その後喀血、病状が重くなりました。

そんな年の秋、奈良で詠まれた句。

子どもの頃は、この句を知った時「柿を食べたら法隆寺の鐘の音がしたなんて、なんてのんきな句なんだ」とか失礼なことを思っていました。

背景を知ると真逆ですね。

おのれの迫りくる命の刻限、鳴る鐘の音は容赦なく過ぎる時間でもあります。
自分の運命を思いながら、今年の旬の柿を食していた子規。
来年も食べられるだろうか? としみじみと大事に食していたでしょう。


(「誰でも作れるような句じゃない?」とか思っていて本当にすみません……)


















さて、でも誰が決めたのだろう? と調べてみると、

「全国果樹研究連合会のカキ部会が、全国柿産地の賛同を得て、全国規模で柿をPRし、消費拡大、販売促進を図ることを目的に制定した」とのこと。(奈良県HPより)

その日を、正岡子規の句が生まれた日としたのは、なかなか詩的でいいではありませんか。
どなたの発案なのか気になりますが、そこまでは書かれていませんでした。


子規は病床でもよくあんぱんを食べていたことで有名ですが、柿も好物でした。
最期を迎えるときまで、旬の柿を楽しんでいたのでしょう。



今日は、柿を食べながら子規にも思いをはせる。
そんな「柿の日」にしてみてはいかがでしょう。


ではまた来週!

病院、診療所なんか大っ嫌い!

昨日はお休みをいただいた。
顔や首筋に吹き出物のようなものが出来て、かゆい。
スタッフから「顔が変だ」(????)と言われた。

子供のころから「かゆがり」である。
男だから…ということもあって、これまで肌のケアには無頓着だった。
いつも日焼けして「黒い」から目立たないということもある。

行こうと思った病院をネットで調べたら、

朝10時から診療予約できる

と書いてあったので、10時になるのを待って、電話を入れたら、

当日予約はできない

というのである。

だったら、そう書けばいいじゃん!

と思う気持をぐっとこらえて聞いていると、

当日診察をお望みの場合は11時半までに窓口に来てください。

というので、窓口へ行くと、

この病院は基本的に紹介が無ければ受けられない。
もし、それでもお望みの場合は5000円料金がかかる。

と言われた。

気が荒い人間ならここで「キレ」ていいはずである。

なぜ、それを電話した時に言わない!!

しかし、私は元来、温和である。
(気が小さい…と言えなくもないが、そうではないと思っている)

ここで揉めても「時間の無駄」である。
「なんとかモンスター」ばりに「クレームの鬼」にでもなればムリが通るのかもしれないが、そういう生き方は「美しくない」し、そういう人間にはなりたくない。
近くの皮膚科の診療所を教えてもらって帰ってきた。

だから私は病院に行きたくないのだ。
今の医療は「働く世代」にまったく優しくない。

数年前も、高熱が出て、会社を休み、横須賀久里浜駅近くの診療所へ行ったら、1番か2番に来たはずなのに、一向に名前を呼ばれない。
それどころか、あとから集団でやってきて「大騒ぎ」しているおばあちゃん連中が、次々と(陽気に…)診察室へ呼ばれて入っていくではないか。
窓口で尋ねると、あの人たちは「予約している人たちだ」という。

ではいつごろになりそうですか。

と聞いたら、なんと5時間後、15時過ぎになるというので卒倒そうになった

僕のような単発の客より、ああいう元気で、何度も利用するおばあちゃんたちのほうが診療所も金になることはわかる。
しかし、高熱の客を何にも声をかけず、説明もせず、5時間も「放置」させようとするとは、「人間業」とは思えない。
こうこうこうで、一度、ご帰宅されたらどうですか、とかそんな説明もしない。

「守銭奴」としか思えない。

そういうことで私は「病院」や「診療所」が大っ嫌いなのだ。


2016年10月21日金曜日

11月号と12月号

こんにちは、遠藤です。


今日は10月25日(火)発売の「俳句界」11月号が編集部に納品されました。
全国の書店さんへも順次発送されますので、店頭に並ぶまで、もう一息です!




















Amazonでもお取扱いいただいていますので、ぜひご利用ください。





さて、話はかわりますが わたしは今週火曜日に
12月号「私の一冊」のグラビア撮影・取材に行ってきました。

今回 とっておきのご本を紹介してくださったのは、髙柳克弘「鷹」編集長

12月号への掲載ということで、黒のニットをお召しになっていた髙柳編集長。
おかげさまで とても、いや、かなり!!12月号に相応しい、
シックで格好良い写真が撮れました。

掲載の号までご配慮いただき、感謝感謝です。


しかしこの日は突然の夏日……
気温は27度近くまで上がり、照りつける日差しの下での撮影となってしまいました。

汗だくのわたしと山根カメラマンをよそに、
涼しい顔でカメラの前に立つ髙柳編集長、さすがでした。
暑い中、ありがとうございました!




読者のみなさま、ご本についてのエッセイと素敵な写真は
12月号の発売まで しばらくお待ちくださいませ~!





2016年10月20日木曜日

葛飾北斎と応為

季節の変わり目、
しっかり風邪をひいてしまった、木曜担当の加藤です。
皆さんは大丈夫ですか?


さて。
来週、10月25日(火)に「俳句界」11月号が発売になります。

特集は

「蘇る名文!俳人たちの編集後記」

「あなたは句碑を作りますか?」

二つとも読み応えのある特集になっています。
お楽しみに!


そして今回、新しい試みとして

「葛飾応為の世界」というカラーページの特集を組んでいます。

葛飾北斎の後妻の娘であり、知る人ぞ知る女浮世絵師、葛飾応為。
なかなかの変わりものだった彼女は、様々なエピソードを残しています。

北斎と二人暮らしだった狭い長屋は、描き損じの紙やゴミで毎度溢れかえり
寝る場所がなくなると引越しを繰り返していたとか。
絵の才能はあれど、家事はまったくしなかった応為も平気でその部屋で暮していたそう。

酒も煙草も嗜む応為。
あるとき、父・北斎が依頼された絵を描いていたそうな。
煙草を燻らせながら、その様子を眺めていた応為のキセルから火種がぽとん。
落ちたのは、なんと北斎の絵の上。
もちろんその絵は使い物にならず、
さすがにそのときばかりは反省して禁煙したとか……。

しかし絵の実力は、北斎が認めるほど確かだった応為。

美しく繊細な、彼女の描きだす世界をぜひご堪能ください。

ではまた来週!

2016年10月19日水曜日

締切が近づくと……

こんにちは、松本です。

この間、妹から面白い本を貰いました。























『〆切本』(左右社)


もう表紙からして面白い。
発売された時から気になっていたのですが、なかなか購入まではいたらず、
結局プレゼントしてもらっちゃいました。


これは、カバーをめくった表紙も楽しいです。



















こんなに「言い訳」で彩られたカバーってなかなかないですよね。

個人的には、「殺して下さい」と、「ところが、忙しい時には、ねむい。」がお気に入りです。


実は、なぜこの本を手に取らなかったのかというと、どうせ、文豪たちの〆切への「言い訳」をつらねただけの内容なのだろう……と思っていたからです。
(それだけでも気になって購入するかどうか迷っていたんですけどね!)


しかし、いざ開いてみると、そんな単純な構成ではなかったのです。

章タイトルの一覧を見て頂ければわかると思うのですが。

 Ⅰ章 書けぬ、どうしても書けぬ
 Ⅱ章 敵か、味方か? 編集者
 Ⅲ章 〆切りなんかこわくない
 Ⅳ章 〆切の効能・効果
 Ⅴ章 人生とは、〆切である

〆切への恐怖に悶絶し、編集者との戦いになり、〆切という恐怖そのものへの論へ転じ、
〆切があることで、いろいろな効用まである!
しかも最終章は「人生」=「〆切」という、人生論にまで。

なかなか面白い構成なので、ぜひ目次だけでも見て欲しいものです。


しかも、小説家だけでなく、漫画もあり、本文の用紙は白一色ではなく、紙替えで色つきのものを挿入していたりと、飽きさせないつくりです。

ううん、やるな……。


これは、物を書く人だけではなく、日々仕事や家事に追われている人に向けての本だなあと思いました。

ちなみに、現在〆切に追われてそうな人が現実逃避のために読みそうなので、そういうときは閉じましょう。


さてさて、私も編集の〆切のために動くとしますか。よっこらしょ!

ではまた~!!




2016年10月18日火曜日

近代以前の忌日俳句について



















芭蕉忌や遅れ生まれし二百年      野村喜舟


編集長の林誠司です。

うまい句だな~、と感心する。
野村喜舟は「渋柿」二代目主宰。
久保田万太郎に匹敵する俳句の天才だと思う。

ところで先日、10月12日松尾芭蕉忌だった。
ところが、これは旧暦である。
芭蕉は旧暦の10月12日、大阪御堂筋で亡くなった。
今の暦(新暦)では、11月末にあたる。
どちらで詠めばいいのだろう?

だいたい10月中旬と11月末では「陽気」が、「季節」が違う。
10月中旬は爽やかな秋だし、11月末は木枯しの吹く冬である。
芭蕉忌は「時雨忌」ともいう。
時雨は冬の季語だから、やはり「冬」に詠むのがいいのだろう。
芭蕉の絶句、

旅に病で夢は枯野をかけ廻る

(たびにやんで ゆめはかれのを かけめぐる)

などを思うと、やはり冬がいい。


ただ、「旧暦」は、新暦に合わせると、毎年、日が違ってくる。
これが困る。
去年は11月29日だったが、今年は28日になったりする。

それゆえ、11月末あたりになると、その日が忌日であるかはよくわからず、

今時分が芭蕉忌だろうな~。

と考え、作っている人がほとんどではないか。

そういうもろもろがあって、今では忌日を新暦のまま作る人も多い。

例えば

西行忌(旧暦2月16日)
実朝忌(旧暦1月17日)
蕪村忌(旧暦12月25日)
一茶忌(旧暦11月19日)

など、よく俳句に詠まれるが、これらも旧暦である。
西行忌などは(新暦)2月16日は春ではあるが、ものすごく寒い時期である。

ねがはくは花のしたにて春死なむ その如月の望月の頃

と詠み、その宣言(?)通り、満開の桜と満月の翌日に旅だった西行を考えると、やはり「桜」の頃に詠みたい…という気持もある。

そういうわけで実にややこしい。
旧暦、新暦どちらで詠んだほうがいいのかと聞かれたら、正直。

どっちでもいい。

と答えるしかない。


忌日俳句といえば、近現代俳句では森澄雄の句がとくにすぐれている。
ある雑誌の対談で、忌日俳句について森さんは「昔の人の忌日俳句は深刻にならなくていいから…(笑)」と発言されていたのが印象的だった。
そういう感じでいいのだと思う。

扇もて西日さへぎる業平忌       澄雄


2016年10月14日金曜日

NEWカメラマンさん(その2)

こんばんは、遠藤です。


今日は、先週に引き続き
新しいカメラマンの水野昭子(あきこ)さんがご来社。

人物写真を見せていただきましたが、やはり光の感じや
背景の切り取り方、プロですね~~

わたしと年が近いとのことで、これからの取材が楽しみです(・v・)/


水野さんはこの後、
とある雑誌の撮影に行かれるとのことで(売れっ子!)
カメラ一式をかついで行かれました。
お忙しい中、ありがとうございました!これから、どうぞよろしくお願いします。






さてさて話は変わりますが
先週末の10日(日)、ここ高田馬場で流鏑馬が行われました。

会場は都立戸山公園。編集部のご近所ですので、見に行ってきましたよ。




この流鏑馬は享保13年(1728)、徳川八代将軍吉宗が
世嗣(よつぎ)の疱瘡平癒祈願のために奉納したことが始まりとされています。


―― 新宿区立新宿歴史博物館 より



馬の足が速すぎて弓をつがえるのが間に合わないこともありましたが、
馬が颯爽と走る姿だけでも大迫力。

的をパーンと射抜いたときは、拍手喝采でした。





ただこの帽子がカウボーイハットに見えてしまい
わたしはなんだか気が抜けてしまいました。


2016年10月13日木曜日

上野

木曜担当の加藤です。

今日は、12月号セレクション結社の取材で
上野へ行ってきました。

上野と言えば…



ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく   石川啄木


東京生まれの私には、学生の頃習ったこの短歌の
啄木の気持ちが今一つ理解できなかった覚えがあります。

すっかり綺麗になった上野駅ですが、
私にとっても思い出深い場所です。

撮影場所は上野恩賜公園。



平日の昼間でしたが、休日のように人が多くて驚きました。



撮影させていただいたのは、「山河」代表の山本敏倖先生です。

風が強く、とても寒い日でしたが、
明るく、お話がとても楽しい先生で
笑顔で撮影を終えることが出来ました。

「上野公園にこんなところがあったの?」と思うような場所を
うまく切り取って撮影をしてきました。

12月号セレクション結社をお楽しみに!

ではまた来週。

2016年10月12日水曜日

「天頂」の波戸岡旭先生の撮影へ

こんばんは、松本です。

今週からいきなり寒くなりましたね……。近年、秋が短い気がします。きっとすぐに寒くなるんだろうなあ。
でも、冬は着込めばいいので夏より好きです。
熱燗も美味しいですしね!


さて、12日は「俳句界NOW」の取材で、市が尾にお住いの波戸岡旭先生のところへうかがいました。
わざわざ車を出して下さって、おすすめの公園に案内していただくことに。
この辺りは、日本で一番高齢者が集まる地域だそうです。
確かに、ご高齢の方が散歩している姿をよく見ましたが、それ以上に、子どもの姿が多い!
道行くおじいちゃんおばあちゃんも、子どもと若いママさんと声を掛け合っていて、いい雰囲気の街でした。
都心に近いので、地価もかなり……だそうです。

公園はぐるりと住宅地を大きく囲むような作りで、池あり竹藪あり、小さな人工の川もあり、散歩するにはいいコース。
なんと、じっくり二時間歩いてしまいました。

その竹藪のスポットでは、まだまだ蚊が生息していまして。
最後のチャンスとばかりに襲いかかられてしまいました。
(いつもは虫よけスプレーを用意しているのに、油断しておりました……)

お蔭様で、両足を15か所ほど刺されました。
(まだかゆいです……)

私が蚊の大群を一手に引き受けたので、先生とカメラマンの山根さんは比較的ご無事でした。
尊い犠牲となりました(笑)。


















公園のラスト、お洒落なすべり台で撮影中の、山根カメラマンと波戸岡先生。


温水プール脇の水槽には、亀もゆっくりしていました。























仕事中だというのに、のんびり散歩をして楽しく過ごしてしまいました。
先生ありがとうございました。

最後に、お庭に成っているという柿まで頂戴し、いたれりつくせりで帰宅いたしました。


このグラビアは、12月号にて掲載です。

2016年10月11日火曜日

三連休~新俳句人連盟祝賀会、若山牧水記念館など。

編集長の林誠司です。
三連休も終わってしまった。
私もおかげさまでリフレッシュ…と言いたいのだが、朝から寝不足…。

では、三連休を振り返ってみよう(…誰に言ってるのか…(笑))。

土曜日は朝からマンションの総会
11月から補強工事が始まるので、その予算の同意をもらうためである。
私はなぜか理事長をやらされていて、議長をやらされた。
その晩は朝4時まで起きていたのでかなりの寝不足であった。

終わってからは、すぐ近くの若山牧水記念館(長岡半太郎記念館と併設)へ。



中央に見える屋根の建物。
全然お客はいなかったが、なかなかよかった。
海辺には牧水の歌碑が二基あり、しょっちゅう見ているのだが、あらためてそれも見てきた。
私は歌人では、西行、実朝など、古典の人はともかく、近現代ではやはり牧水が好きである。

しらとりはかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ  牧水

海辺には、この歌碑が建っている。
この短歌を海に向かって口ずさむと、いつもせつなく感動してしまう。
牧水にそういう意図はなかったかもしれないが、私はこの短歌に、

ヤマトタケルの悲劇

をも考えてしまう。
折口信夫の貴種流離譚につながる日本の底流をゆく「かなしび」を考える。

帰宅すると眠くなり、夕方寝たら夜になっていた…。
なぜか顔がズキズキ痛んで、また朝方まで眠れず、目が覚めたのは昼。
すぐに出かけて東京・湯島へ。
新俳句人連盟70周年祝賀会



宮坂静生、大牧広先生、新会長の飯島さん、「俳句界」の顧問だった大井恒行さんとも話すことができた。
二日目はそれで終了。

三日目はひさびさ用事がなかったので、買ったばかりの電動機付き自転車で、海辺をサイクリングへた。

ちょうど、牧水記念館で、「牧水ゆかりの場所を記した地図」をもらったので、そこを訪ねてみようかと…。
正直、なんの痕跡もなかった…(苦笑)。

横須賀には牧水が、隣の三浦市には白秋が住んでいた。
実にもったいないことである。

写真はすぐ近くの三浦海岸。
対岸には房総半島…、出勤はたいへんだけどやはりここに住んでよかったな~、と思う。
そのあとは港の回転寿司で早めの夕食。
やっぱり魚はうまい。

まあ、そういうわけで有意義だったのか、そうじゃなかったのかわからない週末だった。

2016年10月7日金曜日

NEWカメラマンさん

こんにちは、遠藤です。


今日は、新しい「俳句界」カメラマンの野村雄治さんと
「俳句界」編集部の初顔合わせでした。


これまで野村さんが撮影した作品をたくさん見せていただきました。

人物写真だけでなく、風景や食べ物、住宅などなどなど…
幅広いジャンルの被写体が素敵に切りとられていました。




(これはほんの一部です!)


人物写真は、ご年配の方、若いカップル、ちいさな子どもたち。
たくさんの笑顔が溢れていました。
と思うと次のページには、スタジオで撮影した翳りのある写真、
大胆に顔に影を落としたシックな写真も。格好良い!



これから「俳句界」をともに創っていく野村さん、どうぞよろしくお願いします。

これまでとはまた違った格好良い写真が見られると思います。
読者のみなさま、グラビアページにもご期待くださいね。



それではよい週末を……



2016年10月6日木曜日

秋祭り

木曜担当の加藤です。
今日の東京は、爽やかな秋晴れのお天気です。

さて、先日新宿へ買い物に行ったところ、
コンクリートジャングル(古い)に見慣れない格好の人々が。




新宿十二社(じゅうにそう)熊野神社の秋祭だったようです。


下町生まれの私は、揃いの半纏と神輿を見ると
もうじっとしていられません!

近くまで行って撮影してしまいました。





東京は下町、深川生まれの私にとって「祭り」といえば
深川八幡様の水かけ祭りです。
(お盆の時期なので、秋祭ではないのですが)

子供の頃、家の前に、綺麗に洗った大きなゴミ箱を出し、
水を溢れんばかりに入れて準備したこと。

神輿が通ると、バケツで汲んで水をかけまくるのが
楽しくて仕方なかったこと。

背が高かったから子供神輿では小さすぎて、
大人の神輿を担がせてもらったときのこと……。

神輿の棒が肩に当たる痛みも、
かけられた水の冷たさも、
懐かしい記憶の中にあります。

皆さんの記憶の中のお祭りは、どんな風景ですか?




大空の雲はちぎれて秋祭     前田普羅




秋祭少女メッキの指輪買ふ    五所平之助



10月は全国各地で秋祭がたくさん行われます。
ぜひ皆さんも行ってみてください。

投句もお待ちしております。


ではまた来週!

2016年10月5日水曜日

実は密かに激戦区


こんばんは、松本です。
先週の記事で「編集後記」について(ちょっと?)真面目に書いたら、みんなから「編集後記のハードルが上がった!」と非難轟々(笑)でした。

下で編集長もちょっと書いていますね。
途中まではすごく良いことを書いているのに、「急に話は変わるが、」とローストビーフラーメンの話題に入るので、落差が激しかったですね。

編集長が書いている様にこの辺りの高田馬場~早稲田界隈はラーメンの激戦区なのですが、
最近、「インドカレー」も激戦区なのでは? と思い始めました。

なぜか、周囲にとてもインドカレーのお店が多い。

ナンがおいしいのでたまに行くのですが、これまで行ったことのあるお店が四件あります(ひとつは数年前につぶれてしまいました……残念)。


一店舗は道を挟んだ目の前に、ひとつは西早稲田駅に行く途中、
そして最近もう一つ、早稲田方面の通り沿いに見つけたので、この間加藤さんと行ってきました。
(サービス精神旺盛で、ナンのお代わりを焼いてくれたのですが、この時は食べ過ぎて夕飯が入らなくなりました)


なぜこんなにインドカレーのお店が多いのかというと、
実は馬場口交差点の近くに、「インド大使の官邸」があるのです。
大使館にお勤めの方々の住まいですね。

おそらく、それで自然とインドカレーのお店が集まったのではないかと。

カレーと言えば神保町などがそうですが、あそこは多種多様なカレーの宝庫。
こちらはインドカレーのみの宝庫、という感じですね。


高田馬場は、早稲田松竹なども有名ですので、映画鑑賞とインドカレーを堪能するのもおすすめです。

(早稲田松竹は、夜の回の開始が終業時間前なので、なかなか行けないのであった……)


それでは、また来週!

2016年10月4日火曜日

編集後記とローストビーフラーメン


こんにちは。
編集長の林誠司です。
あっという間に金木犀の盛りになりましたね。
もうすっかり秋です。
(今日は30度あるそうですが…)

11月号も大詰めの作業に入っている。
だいたい最後に「編集後記」を書くのだが、みな、今回はなかなか書かない。
原因はわかっている…。

先日のブログで、松本副編集長も書いているが、今回の第一特集が
「俳人の編集後記」である。

高浜虚子
高柳重信
山口誓子
安住 敦
森 澄雄

などなど…、一流俳人であり、一流編集者でもあった彼らの編集後記を掲載し、ゆかりの人々にその解説をしていただいている。

これがなかなかいい。
俳句への情熱が間接的にではあるが滲んでいる。
この「間接的」というのが今回の狙いでもあった。

「編集後記」には俳人の「ふだんの顔」があり、肩ひじ張らない「俳句論」が書かれている、、、と考え、企画したものである。
結果、そういうものがにじむ編集後記が集まった。

そういうものを目の当たりにして、スタッフも、今回は、なんとなく編集後記を書くのに緊張しているようである。
まあ、素晴らしい俳人だからといって、毎回毎回、素晴らしい編集後記を書いているわけではない。
今回は選りすぐりを出していただいたのである。
むしろ、そういうことを意識していない文章だから編集後記は「面白い」のである。

急に話は変わるが、今日は昼食に「ローストビーフラーメン」を食べてきた。
高田馬場は全国屈指のラーメン激戦区である。
今日食べたのはなんと1500円もした。
私も長年(?)生きているが、
ローストビーフラーメン
は初めて食べた。
うまかった。
ローストビーフをラーメンスープに「しゃぶしゃぶ」のようにして食べるとスープが絡んでうまい。
でもやっぱり1500円は高い。
(ローストビーフ増量のやつを頼んだからだが…)