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2017年12月28日木曜日

今年もお世話になりました

加藤です。
師走らしく、慌ただしい毎日を過ごしています。
でもどこか、年末年始のお休みに向かって駆け抜けていくこの感じは嫌いではありません。
12月生まれだからかもしれませんが(笑)。

今年最後の取材は、2月号「私の一冊」の西村麒麟さん。
第七回北斗賞を受賞され、先日、受賞句を含む第二句集『鴨』(文學の森)を出版されました。書店でも購入できますので、ぜひ!!

撮影場所は川崎市。
西村さんがよく吟行されるという、とあるお寺で撮影していると、可愛いお地蔵様が。



携帯にパソコン。
珍しくてつい連写してしまいました。



雰囲気のある竹林にてパシャリ。
とても静かで雰囲気のある場所でした。
詳細は1月25日(木)発売の「俳句界」2月号の「私の一冊」にて。
西村さんが紹介される本にも注目です。

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先日、編集長の林も年末になると落語がききたくなると書いていましたが、私もまったく同じでして。
クリスマスイブという世間では特別な日に、1時間ならんで池袋演芸場で落語をきいてきました。



お目当ては、大好きな春風亭一之輔。
私にとっては今年最後の落語。
どの噺をやってくれるのかと期待していたら、なんと!
「加賀の千代」でした。

年の暮れ、お金が無いと女房にたきつけられ、ご隠居のところへ亭主がお金を借りにいくというお噺。
そこに、江戸時代の女流俳人、加賀千代女の句が絡んでくるのです。
一之輔が<朝顔につるべ取られてもらい水>と言い始めた時は、なぜか一人興奮して、一緒に声に出してしまった私。
嬉しくて、なんだかプレゼントをもらったような、そんな気分になりました。


さてさて。
今年も大変お世話になりました。
ブログを見てくださって、ありがとうございます。
来年も文學の森を、月刊「俳句界」をどうぞよろしくお願いいたします。
投句もお待ちしております!

ではよいお年をお迎えください。

今年もお世話になりました

こんにちは、松本です。

早いもので、もう年末、歳末、年の瀬……ですね。
編集部はいわゆる「年末進行」というものに追われて追われて、忙しさの影響で正直12月の記憶がほとんどありません(笑)。

深夜の電車と仲良くなる時期なのですが、この時期は忘年会のためか、酔客とご一緒になることが多く、楽しそうな姿に、「いいなあ……」と思いながら電車に揺られていました。
(とにかく、家で缶ビールを開けるのが精いっぱい!)

それもやっと、本日でほっと一息つくことができました。

今日は仕事納めとなります。
年末年始で忙しかった思い出をリセットして、また新たに良い雑誌つくりを目指していきたいと思います。

それでは、よいお年を!

2017年12月15日金曜日

今年ももうすぐ終わり…ですな。

とにかく外出が多かった11月。
今、ほんの少し、ゆっくり出来る。
ただ、来週あたりから、雑誌が年末進行になり、今度は実務で忙しくなる。

年末進行というのは、年末年始に大型連休が入るので、その分、前倒しで、入稿作業を進めていかなければならない。
「年末進行」の他に、「お盆進行」「GW進行」がある。

大型連休というのは実に楽しみなものだが、それ以前の仕事を考えるとゾッとすることもある。
とくに年末はみな、忘年会やクリスマス行事などもあり、プライベートも仕事も多忙な時期で、体調を崩してしまうことも多い。

そういえば昨年のこの時期、私は軽度の肺炎になった。
年末になると毎年のように体調を崩していたが、今年は、今のところ大丈夫だ。

暮れになると、落語の、

「掛取万歳」

を聞きたくなる。
仕事に目途をつけて、酒を飲み、鍋をつつきながら聞きたいものだ。
ひょっとしたら、私の担当はこれで今年最後かもしれない。
どうぞよいお年をお迎えください。

2017年12月8日金曜日

取次営業に行ってまいりました!

こんにちは、家氏です。
今週は月一回の取次営業の日。この日は私にとってとてもドキドキする日でもあります。
取次営業に行く目的は2つあります。
1つ目は、今発売されている号の売上がどうなっているかを確かめる。
2つ目は、次号の搬入部数を決める。
この2つは重要な任務になるので、いつも緊張しながら向かいます。

各店取次の室内に入ってみるとさすが、12月、取次各店はとても混み合っていて、
順番待ちもいつも以上に大賑わい。そしてようやく私の番が来ました!

まだ配本されていない地域の書店や、配本されていても数が
少ない地域の書店などにも多く置いてほしいといつも以上に粘りました。
もっと沢山の方々に手に取ってもらいたいので、これからも奮闘します!

12月号は絶賛発売中ですので、皆さんのお住いの書店でお見かけの際は

手にとってみてください。


2017年12月1日金曜日

師走あれこれ

加藤です。

家の窓から、大きなイチョウの木が見えるのですが本当に黄金色に輝くようで、とても綺麗です。



イチョウ自体は季語ではないのですが、
「銀杏落葉」(冬)、「銀杏枯る」(秋)、「銀杏の花」(春)、「銀杏の実」(秋)、「銀杏の芽」(春)、「銀杏黄葉」(秋)など、たくさんの季語があります。
一年を通して、俳人に句材を提供してくれる植物なのですね。

田圃から見ゆる谷中の銀杏かな  子規
銀杏散るまつただ中に法科あり   青邨

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先日、2月号掲載の「如月真菜の未来対談」の取材があり、
市ヶ谷に行ってきました。
取材場所のホテルのロビーには、


大きなクリスマスツリーが。
華やかでとても綺麗でした。

本当にあっという間に年末ですね!
雑誌の入稿も追いこみです!!

頑張ります!!

2017年11月27日月曜日

まるで師走のような忙しさ


こんにちは、松本です。
編集長同様、11月後半は取材で出かける日が多くありました。
基本的には、社内で編集作業なので、こう続くことは珍しいこと。池の水面であっぷあっぷしている鯉のような状態ですが、よい経験になりました。

まず、16日は、1月号「セレクション結社」の撮影で、中原道夫先生とご一緒させていただきました。

場所は、先生が博報堂時代の、馴染みの深い場所でということで、青山のいちょう並木にて。
平日だから大丈夫かな? と思いきや、甘かった!
観光客でびっしり。人が途切れる隙間もありません。
しかし、そこはプロのカメラマン。むしろ、散策をしている中原先生の自然な姿を収めてくれました。
この日は、長年いちょう並木を見て来られた中原先生が驚くくらいの、深い青空が広がっていました。いちょうの黄とのコントラストがすばらしいです。















こちらは、撮影中の中原先生と山根カメラマン。











青空にそびえるイチョウ。











ハトを頭に乗せている男性に遭遇。そして、それを撮影している中原先生。



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22日は、2月号「俳句界NOW」の撮影で、東京駅へ。大野鵠士先生と待ち合わせです。
この日はうってかわって、真冬のような厳しさ。
そんななか、撮影のためにコートを脱いで下さる先生……。とたんに吹きつけるビル風……。とにかく風邪をひかないようにと、スピーディーに撮影しました。













東京駅の目の前、KITTEというビルの展望台から見た東京駅。
残念ながら、ここは撮影禁止なので、景色だけパシャっと。


















KITTE内のクリスマスツリーと大野先生。
見事なツリーです。(もうそんな時期かあ…と思いつつ)


大野先生は、「獅子吼」(ししく)の主宰でいらっしゃいます。
最近、「ギネスに登録したら?」と薦められるほど歴史が古く、師系はなんと、芭蕉の弟子・各務支考。
明治期以降の結社が大半をしめている中、江戸期の、芭蕉の流れを汲む結社は「獅子吼」のみと言っても過言ではありません。

「獅子吼」主宰は、代々「獅子門」道統が就いていますが、大野先生も獅子門道統44世。
歴史の古さが伝わってきます。
しかし、獅子門は、第五代目から、二つに分裂します。長く分裂したまま時は流れ、そのふたつが合わさったのは、なんと昭和48年。
大野先生は、合同になってから数えて5代目になるそうです。
(長い歴史の中……複雑な人間関係も展開されたのだろうなあ……と思いながら聞いていました)

「獅子門」が他の俳句結社と異なるのは、連句にも重きを置いていること。

「二の句が継げない」「挙句の果て」が連句由来の言葉だということは知っていたのですが、今回「花をもたせる」もそうだと伺いました。

連句は、「時候の挨拶」「人事」「月」「恋」など、テーマが決まって推移していくのですが、一番最後が「花」になります。ラストを飾る大変重要な場所で、その担当を譲るという意味で「花をもたせる」という意味が定着したのだとか。

うーん、なんて典雅な由来……奥が深くて素敵ですね。
思わず「おお~!」とカメラマンの山根さんと歓声を上げてしまいました。

貴重なお話を夢中でうかがって、すっかりお茶も冷めてしまいました(笑)。


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今月は、他にも「ろんど」すずき巴里先生のネットテレビインタビュー。
(初インタビュアーだったので、緊張しました)

現代俳句協会70周年記念祝賀会高津全国俳句会にお邪魔して、取材させていただきました。

うーん、本当に濃い11月下旬でした。
すべて書きたかったのですが、また今度の機会に。


2017年11月16日木曜日

多忙なる11月



















編集長の林誠司です。
相変わらず公私ともに多忙です。
今月の予定を紹介します。

11月3日(金・祝)             「都市」10周年祝賀会
11月4日(土)~5日(日)    吟行旅行(静岡)
11月7日(火)                     古賀雪江「雪解」主宰と打ち合わせ(横浜)
11月8日(水)                    七田谷まりうす氏昼食。現代俳句協会関係者来社。新幹線で金沢へ。
11月9日(木)                     千田一路氏インタビュー(石川)、夜、新幹線で帰京。
11月11日(土)~12日(日)    吟行旅行(山梨)、蛇笏・龍太の山盧を訪ねる。
11月16日(木)                    現代俳句協会記者会見取材。名和未知男「草の花」主宰と打ち合わせ
11月18日(土)                  「雲取」20周年祝賀会
11月19日(日)                   母親に昼食をおごる。群馬・高崎へ。
11月20日(月)                   高橋洋一「絹」主宰インタビュー(群馬富岡)。帰京。
11月22日(木・祝)             柿本多映グラビア撮影。現代俳句協会80周年祝賀会。
11月25日(土)                   「好日」全国俳句大会取材
11月26日(日)                   「橘」40周年祝賀会。川崎高津全国俳句大会取材。
11月30日(木)                   千葉県俳句連盟吟行俳句大会取材。

われながらびっくりする。
これではデスクワークが山積みになるわけだ。
今日は、必死に、送られてきた原稿への拝受のお礼はがきを書いた。
ほとんど、書き終わったので、ちょっとホッとした。

拝受ハガキには、送っていただいた句の中から、自分が好きな句を書いて、お礼を述べている。
結構、これが好評で、お会いした時に、

〇〇の句をほめていただいて、うれしかった。

と声をかけてくださる。
なるべく続けたい、と思うが、中には、どうにも忙しくて、お礼の一言だけ書いて出すときもある。
決して好きな句がなかったわけではない。
そういう時は、

よっぽど忙しいんだな…。

と思って許していただきたい。

写真は横須賀の自宅そばの海の風景。
たまにはゆっくり、こういうところで「ぼ~」と過ごしたいものだ。



2017年11月10日金曜日

寒くなってまいりました。

こんにちは。
編集部 家氏です。

日に日に寒くなって参りました。
私事ですが、10月の末に誕生日を迎えることが出来ました。
秋生まれということで、今日は秋にちなんだ句を紹介してみようと思います。

赤とんぼ筑波に雲もなかりけり  正岡子規

【意味】赤とんぼが飛んでいる筑波の空には雲もない

季語は「赤とんぼ」です。

私の地元は、童謡「赤とんぼ」の作詩者、三木露風の生誕地でもあります。
誕生日の季節になると赤とんぼがたくさん飛んでいた思い出があり、この句に共感を覚えました。
少し故郷に思いを馳せながら、ブログを書いてみました!

日が過ぎるのもとても早くなり、年末に向かってまっしぐらですが、
秋が深まり冬に向かう今こそ、俳句がたくさんできる時期なのではないでしょうか。

「俳句界」12月号は11月25日(土)発売です!
お楽しみに!

2017年11月2日木曜日

12月号進行中

こんにちは。
加藤です。

編集部では、現在「俳句界」12月号の校正・入稿まっただ中。
アナログな私は、やるべきことリストを手書きして、
一つ一つ項目を消しながら進めています。
どうもまだ、「打つ」より「書く」ほうが落ち着くのです……。

さて、10月25日発売の11月号は絶賛発売中!
特集は「わが郷土のグルメ」「間違えやすい季語の見分け方」です。
アマゾンでのご注文は、こちらまで。

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先日、上野の国立西洋美術館へ「北斎とジャポニズム展」を観に行ってきました。



モネ、ドガ、セザンヌ、マネ……。
19世紀後半、葛飾北斎の作品が、遠い西洋の芸術家たちに
大きな影響を与えたことは多少なりとも知っていたのですが、
今回、実際に北斎の作品と、そこからヒントを得た作品が並んで展示されているのを
目の当たりにして、本当に驚きました。
構図からヒントを得て制作された作品もあれば、「そっくり!」なものも。
トレーシングペ―パーのようなもので、北斎の浮世絵をなぞって練習していた画家もいました。

人間の骨格から勉強し、浮世絵を描いていた北斎の作品は
西洋の画家たちにとっては教科書のようなものだったのかもしれません。

ちなみに、このポスターの可憐なバレリーナの構図は
「北斎漫画」の相撲取りの浮世絵を真似したようで。
思わず吹き出してしまいました。

以前、北斎の娘、応為(おうい)の作品を「俳句界」で取り上げたのですが、
そのときに色々と調べていたおかげで、本当に楽しめた二時間でした。

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先日、別冊投稿俳句界の選者でもある、「草の花」主宰の名和未知男先生から
書籍担当の青木女史のもとへ「ハカラメ」の写真が届きました。


ハカラメの正式な名前は「セイロンベンケイ」。
「マザーリーフ」とも呼ばれる植物です。
ハカラメの語源は、その響きの通り、「葉から芽」。
葉を水に浸しておくと、1~2週間程で小さくて可愛い芽がたくさん出ます。
葉の裏側には白い細い根がはり出し、なんと数年かけて花を付けるのだそう!
この花を咲かせるのはとても難しく、
なかなか咲かせることができないことから、「幻の花」と呼ばれているそうで。。。
名和先生はそんなハカラメを、何年もかけて、ここまで育てられたそうです!

以前、名和先生からハカラメの葉をわけてもらった青木女史。
順調に育っているそうなので、
数年後、このブログでハカラメの花の写真をまたアップしたいと思います!
お楽しみに!

ではまた。

2017年10月31日火曜日

上野と有松へ

こんにちは、松本です。

10月の後半は、ふたつ、取材に行かせていただきました。

まずひとつめは、「野火」850号記念祝賀会(主宰・菅野孝夫先生)です。
当日は台風の最中だったのですが、「嵐を呼ぶ『野火』である」との来賓挨拶があり、大変賑やかで明るい会となりました。

















「野火」は戦後すぐの昭和21年に、篠田悌二郎が創刊。
それより以前、昭和11年に、「野火」の前身となる「初鴨」が誕生しているのですが、これは会津で興ったそうです。
その「初鴨」を母体として、「野火」は誕生しました。
850号も続く結社の源が会津である、というのは、個人的にとても嬉しく思いました。
(東北出身、会津にも住んでいたので)
篠田悌二郎の名前も、会津藩の儒学者・秋月悌次郎からとったということです。
(会が始まる前に、菅野先生にいろいろと質問してしまいました)

それにしても、850号まで連綿と続いてきたというのは凄まじいことです。
今後も、900号、1000号と続いていかれるのでしょう。

戦争によって、結社誌が出せなくなり、戦後はたくさんの結社が生れました。
それが平成の時代までつづいてきた……、平穏の大切さも感じます。


















(会場でいただいたお花)




せっかく上野に来たので、帰りに「怖い絵展」を見ようと思っていたのですが、豪雨の中でも、外に30分待ちの列が……。
さすがに風邪をひきそうでしたので断念して、選挙の投票に寄って、帰りました。



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ふたつめは、12月号のNOWの撮影で、名古屋の栗田やすし先生のところへお邪魔しました。
ご自宅にお招きくださり、室内での撮影から開始。なんと、ご自宅の入口脇に書庫が……!
最初はここで「伊吹嶺」の編集をしようと思っていらしたそうですが、本が増えて作業が出来なくなってしまったとのこと。さすが、日大の教授でいらした先生です。
正直、蔵書を拝見してみたかったのですが、さすがに「見せてください」とは言えませんでした。

その代り、ご自宅の書斎を拝見。
こちらは、全集や結社誌がずらりと並んでいました。


















初めて拝見したのですが、こちらは、「ほとゝぎす」の松山版です!
まだ東京に移る前に作られていたものですね。
開いたとたん、内藤鳴雪という名前が。当時は正岡子規、高濱虚子、河東碧梧桐、そして内藤鳴雪が選者でした。
なんという錚々たるメンバーなんでしょう。
この一年後、東京に移し、虚子が継承。三年後には、誌名も「ホトヽギス」に改名されました。


















さらに、「伊吹嶺」と「風」の創刊号を並べて。
澤木欣一の「風」もまた、昭和21年の創刊。戦後は本当に、俳句結社が多く興りました。


ご自宅での撮影のあと、旧東海道の町並みが残る、有松へ連れて行っていただきました。
「有松・鳴海絞り会館」で、有松絞りの成り立ちがわかる映像や、実演なども拝見。
すっかり観光気分な私とカメラマンでした。

本来の姿に戻り、撮影を再開。町並みと先生の雰囲気がとても合っていて、素敵なお写真が撮れました。
(12月号のグラビアをお楽しみに!)












(有松の晴れた空と松。有松だから松が多いのかな……?)












(先生と野村カメラマン)




この日は、週の一日だけ雨模様で、ご自宅に居た時は降っていたのですが、
外にでると綺麗な晴れ間が。
先生は、「やすし晴れ」と言われるほど、晴男なのだとか!



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撮影は終わって、最後に桶狭間古戦場跡に連れて行っていただきました。
織田信長が名を一気に高めた、奇襲作戦の名戦の地!!!
(観光気分がますます増してしまいました)

でも、桶狭間がどこかというのは所説あるそうで、のぼりの脇にも小さく「伝説地」と記されていました。


















(左に「伝説地」と)












(今川義元の墓)
※今も花が供えられています















(今川義元戦死所)
※お墓の裏にありました。




大変楽しい取材でした。栗田先生ありがとうございました。




2017年10月23日月曜日

駆け廻った一週間























日曜は「鴻」全国俳句大会で千葉県市川
火曜は「ランブル」20周年祝賀会で東京新宿
木曜日は「吟遊」20周年祝賀会で東京神保町
金曜は「松の花」20周年祝賀会で東京竹橋
日曜は「白魚火」栃木大谷吟行取材で栃木宇都宮

と、関東を駆け廻った。
ちょっと疲れている。

「白魚火」吟行は、大谷石採石場跡である大谷石資料館周辺。
ここは映画、テレビ、ミュージックビデオのロケに使われるそうだが、圧巻の素晴らしさだった。
台風が接近するなかの大雨吟行だったが、楽しかった。














吟行後は、「白魚火」の中村國司さんと、「白魚火」のみなさんと宇都宮駅前で飲んだ。
これでもか、というくらい宇都宮餃子を食べた。

俳人とのおしゃべりは楽しい。
「國司」と「誠司」、同じ「司」同士で話が弾んだ。



2017年10月13日金曜日

初撮影同行

こんにちは!家氏です。先日、初めて撮影に同行しました。
今回は12月号セレクション結社の取材で、「原人」主宰、昼間たつお先生のグラビア撮影です。
現在、編集の仕事を猛勉強中の私は、朝から初取材ということでドキドキしていました!
撮影場所は、風情のある千葉県の護国神社。
とてもよい天気のもと、撮影は終始和やかに撮影は進み、綺麗な写真がたくさん撮れました!
貴重なお話も聞くことができ、私にとっては本当に良い体験でした。
この内容は11月25日に発売される「俳句界」12月号に掲載されます。
皆さんにも是非、手に取って頂きたいと思います!


2017年10月6日金曜日

秋ですね

こんにちは、加藤です。
先日発売された「俳句界」10月号はおかげさまでご好評いただいております。
特集は「鑑賞力を鍛える」、そして「創刊121年 ホトトギスの魅力」。
お買いもとめいただいた皆様、ありがとうございます!
もしまだご覧になっていない方がいらっしゃいましたら、
書店もしくはアマゾン(ここをクリック)でぜひ。

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さて、なんとなく秋らしくなってまいりました。
秋と言えば、芸術の秋。

久し振りに新宿末廣亭の深夜寄席へ行ってきました。


毎週土曜日、21時半から23時まで行われている、若手の落語会(講談もあり)。
いつもなら、20時半に着けば余裕で座れるはずが…今回はなぜか長蛇の列。
理由はその落語家の面子。



講談の神田松之丞をはじめ、春風亭昇々、春風亭吉好、柳亭小痴楽と、
今、人気の若手噺家さんばかりだったおかげで、
なんと立ち見が三重になるという、深夜寄席の記録を更新する人気ぶり。
「札止め」が出て、観られない人が出るのを初めて見ました!

実はその立ち見の一人になってしまった私ですが、
四人ともとても面白く、足の痛みも忘れるほど笑った土曜日の夜でした。

落語の噺は、食べる場面が多いので、
俳句と同じように季節を感じるさせるものがたくさんあります。

秋といえば、「目黒のさんま」。
実はこの有名な噺を聞いたことがない私。

冬になる前に、どなたか「目黒のさんま」やってくれませんかねえ。

ではまた!

2017年9月29日金曜日

「甘口」取材二本立て!

こんにちは、松本です。
先週末は佐高信対談「甘口でコンニチハ!」の取材が二本続けてありました。

一つ目は、1月号掲載の、小林よしのりさん。

昔は意見の相違が大きかったお二人ですが、今は主張を同じにしている部分が多くなったとのことで、今回の対談が実現しました。
時まさに衆議院解散。選挙の話題、政治家に求められる資質とは何か、マスコミの偏向報道など、二時間がっつり政治のお話をいただきました。
(ばしばし斬っていて、拝聴していて痛快でした)

時期的に、選挙後の掲載になってしまいますが、結果がわかってから読むのも面白いと思います。






















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お二人目は、2月号掲載の前川喜平さん。

政治の話題が続くのかと思いましたが、文学的、哲学的な話題が中心となりました。
前川さんは20代のころに詩集を自費出版されたとのことで、貴重な御本をお持ちいただきました。

昔から詩が、特に宮沢賢治がお好きで暗唱もよくされていたとか。
賢治の手書きの文字には、意味が不明なものが多く、出版時に版元で「おそらくこうだろう」と修正して出してしまったそうです。
賢治研究によって、いろいろと所説出てきているのが興味深かったです。

また、仏教のお話なども伺いました。
(証人喚問で泰然とされていたのは、悟りというか、やはり度胸が据わっておられるのだな……と聞いていて思いました)

前川さんの意外な素顔がわかる対談となりました。




















笑顔が素敵な前川さんです。

2017年9月22日金曜日

9月のスケジュールと、長谷川秋子のこと















編集長の林誠司です。

だんだんと涼しくなり、イベントや外回りの仕事が増えてきた。
最近のスケジュールを見てみると、

9月5日(火)  俳人協会全国大会
9月10日(日) 「松籟」前主宰、島津余史衣先生取材(愛知県出張)
9月14日(木) 七田谷まりうす「秋」「天為」同人と会食
9月17日(日) 「天穹」20周年祝賀会
9月18日(祝) 現代俳句協会ジュニア俳句祭
9月19日(火) 日本一行詩大賞授賞式

この中で、雑誌を作り、書籍を作っているので結構ハードだ。

今後も続く。

9月23日(土) 船越淑子「青海波」主宰取材(徳島出張)
9月23日(土) 神蔵器先生を偲ぶ会
9月24日(日) 「ひまわり」850号祝賀会
9月27日(水) 大高霧海「風の道」主宰と打ち合わせ
9月28日(木) 伊藤敬子「笹」主宰取材(愛知出張)
9月29日(金) 石井いさお「煌星」主宰取材(三重出張)

ところでさきほど書籍を作っていると書いたが、

落合水尾「浮野」主宰著『山月集』

を雑誌と並行して制作している。
これは水尾主宰の師、長谷川かな女、長谷川秋子の作品を水尾主宰が鑑賞したもので、「浮野」に掲載されていたものに手を加えたものである。

ぜひおすすめしたいのは長谷川秋子である。
かな女の句はこれまで読んできたが、これほど多くの秋子の句に目を通したのは初めてだった。
驚愕した。
これは決して大げさではない。

これほど赤裸々で、俳句に命を懸けた女流はそうはいない。
わずか40代でこの世を去ったが、美しくも、衒いのない作品世界は、きっと現代の俳人や愛好者を魅了するに違いない。

どなたかが書いていたが、女性の情念を描いた句では橋本多佳子が知られているが、秋子の作品を読んでしまうと、多佳子の作品が「芝居がかって見える」とあった。
私もそう思う。

秋子の作品はもっと率直で、ありのままを赤裸々に描いている。
少し、生まれるのが早かったのではないか、出てくる時代が早すぎた、と思う。
今なら、現代俳句の星として活躍しただろう。

早世ということもあり、杉田久女と並ぶ近代女流俳句の祖・長谷川かな女の影に隠れてしまった感があるが、間違いなく一読に値する俳人である。
飯田龍太も高く評価している。
落合先生の情のある文章もしみじみとさせる。
ぜひ目を通していただきたいと思う。

今は装丁が印刷段階に入り、本文を折丁校正のみとなった。
ひさしぶりの書籍制作で、雑誌を作りながらというのは、正直きつかったが、きっと意義深い一冊が出来ると思う。


飛ぶときの腑まで真白き母の鷺     長谷川秋子

春の川指を流してしまひたく

雪女とならねば見えぬ雪の城

冬ばらの影まで煎りしとは知らず

男根に初日当てたり神の犬

禁じられしことみなしたき椿の夜

柘榴吸ふいかに愛されても独り

嘆くでもなし放浪のかたつむり

悲しむもの集まれよ今落葉焚く

わが尿をあつしと思ふ黄落期

日傘まはし女一人の無駄遣ひ

ことごとく終りはげしき冬迎ふ

病むもよし死ぬもまたよし油蝉

生きることいそがねば雪降りつくす

2017年9月15日金曜日

東京を知る。

家氏です。



東京に来て初めての1人散歩をしてみました。

休みの日に行くところは決まっているのですが、
今回は「東京をもっと知ろう!」と言うことで、明治神宮に行って来ました。
こんなに人が多いとは思っていなかったので、一人で行っても、まるで何人かで来たような気分になりました!

ゆっくり散策も出来て、東京にもこんなに自然がたくさんあるんだなと感じました。
田舎者の私からすると、ちょうど緑が恋しくなった時だったので良かったです。

少しずつ東京に慣れていって、取材などに役立てていけるように頑張ります。





2017年9月8日金曜日

「私の一冊」の取材で両国へ

加藤です。
今年の夏は雨ばかりでどうも肌寒く、
大好きなかき氷も食べず、薄手のワンピースも着られず、
夏らしいことをしないまま終わってしまった気がします。

そう思っていたら、今朝、通勤時に蟬の鳴き声を聞きました。


短かかりし夏よみんみんも秋の蟬    林 翔

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前回のブログで、蔵前にロケハンにいったことを書いたのですが……、
実は大雨のせいで蔵前で撮影ができなくなり、
(蔵前は意外と撮影で使える屋根のある場所がないのです)
当日、急遽両国に変更になったのでした。

取材したのは、
9月25日(月)発売の「俳句界」10月号掲載「私の一冊」で、
登場されるのは川越歌澄先生。
川越先生は、第一回の北斗賞を受賞されています。
選ばれた一冊は、とても珍しい、そして大切な本。
詳細はぜひ、「俳句界」10月号でご確認ください!

さて、両国は私の故郷でもあります。
江戸東京博物館に向かう、西口改札周辺は昨年冬にリニューアルされ、
とてもオシャレな商業施設になっていました。

でも、1929年に建てられた駅舎は
ホームから見える景色など変わらないところもあり、
高校に通うため毎日駈け上っていた階段もそのまま。

かつて西口の広場に飾ってあった、大きな横綱の写真は
改札近くに移動していました。


白鵬と武蔵丸。


名横綱と背比べ。
私が小学生だったころ、圧倒的な強さを誇った、
ウルフこと千代の富士が183センチあったのは驚きでした。
貴乃花(貴乃花 光司氏)と戦って、千代の富士が負けた日、
あの一番は今でも忘れられません。



好きだった輪島や朝潮と手を合わせてみたり。
(年代がわかりますね!)
撮影後も両国駅でしばし懐かしい時間を過ごした私でした。


夏場所やもとよりわざのすくひなげ      久保田万太郎


2017年9月7日木曜日

佐高信対談「甘口」の取材に行ってきました。

こんにちは、松本です。

昨日、「俳句界」10月号の本誌が終りました。あとは、印刷所から折丁が出てチェックして終了です。

5日は「佐高信の甘口でコンニチハ!」の取材に行ってきました。
今回のゲストは、弁護士の萩谷麻衣子さん。
佐高先生と「朝まで生テレビ!」で一緒になったことがきっかけで、今回実現しました。

難しい話も盛りだくさんだろうか、と思ったのですが、
弁護士になったきっかけの話や、実母と夫との間で板挟みになった体験、子ども達の話……などなど、共感する話題が多かったです。

とにかく感嘆したのは、テレビのお仕事に向かう萩谷さんの姿勢でした。
専門外のことでも、出る番組のテーマについて、常に書籍を20~30冊ほど読み込み、自分中に落し込んでから臨むそうです。
常に話の結を考えながら喋るそうで、その話しぶりは佐高先生が絶賛されていました。

とても穏やかなのに通るお声でした。
「声を張り上げてないのに、あなたが喋るとみんな聞き入るんだよね」
「あんな喧々諤々な場では珍しい」
とは佐高先生の弁。
誌面では声は伝わらないので、気になる方はぜひテレビにて!

掲載は12月号です。お楽しみに!






















山の上ホテルの玄関前でぱしゃり。

2017年8月29日火曜日

「俳句界」10月号の追い込みです。

編集長の林です。

雑誌は今、追い込みである。
夏休みはありがたいが、その分、仕事がたまる。
今月がインタビュー2本、座談会1本をまとめる、という超荒行(?)なので大変である。

ついさっき、ようやくすべてまとめた。
われながら偉いな、と思う。

2017年8月18日金曜日

初めまして

この度、8月に入社いたしました、家氏千里と申します。

初めてのことがたくさんあり、日々勉強する毎日を送っています。
これからもたくさんのことを学びながら成長していけたらと思いますので、よろしくお願い致します。

もうすぐ、「俳句界」9月号の発売です。
今月は822日に発売です。よろしくお願い致します。

2017年8月10日木曜日

蔵前へ

こんにちは、加藤です。
最近は少し涼しかったり、急に雨が降ったりと変わりやすい天気ですね。
台風の影響も心配です。
皆様もどうかお気をつけください。

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さて先日、ロケハンのために蔵前に行ってきました。
生まれも育ちも、両国の私。
隅田川を望む蔵前は同じ下町。なんとなく身近な街でした。

……が!
スカイツリーの影響もあってか、
蔵前がどんどんお洒落な街に変化していてびっくり!!


人気の和食屋さんや、


海外からの観光客向けのホテル。
ここは一階がカフェになっていました。
絵になります!


こちらはオリジナルのノートが作れると話題の文具店「カキモリ」。


ノートを作っている様子が外から見えるようになっていました。
そして、スカイツリーと隅田川を眺めながらご飯が食べられるカフェ
「Cielo y Rio(シエロ イ リオ)」。



景色も最高でした!


そして、昔ながらのビルも健在です。
台東区でもっとも古い建物「タイガービル」。


1934年に作られ、東京大空襲でも焼失せずに残ったという
歴史のある建物です。
こういった建物もたくさん残っているのが、蔵前のいいところですね。

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ここ蔵前で撮影するのはもう少し先。
どの先生が登場するのか、10月号をお楽しみに!

ではまた次回。