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2017年1月30日月曜日

青森県青森市、津軽の夜~小野寿子「薫風」主宰グラビア取材















さくらさくらかつて陛下の赤子なり   小野寿子


こんばんは、編集長の林誠司です。
この週末は青森県青森市にいました。
「薫風」の新主宰・小野寿子さんのグラビア撮影です。

こんな冬に青森へ行って大丈夫だろうか…と思ったのですが、わりあい天気は穏やか。
先生の話によると例年の半分くらいの積雪だとか…。
それでも私には圧巻の雪景色でした。

撮影が終わると、日本酒をいただき、そのまま先生と市内の津軽民謡居酒屋へ。
私にしてはずいぶん酔いました。

・・・この右のおじさんは誰かって??
実はこの民謡居酒屋には、ときどき「神様」(エビス様)が現れるのです。
ラッキーなことにこの日は神様降臨の日で、神様のリードの元、店の客全員大盛り上がりに盛り上がりました。
民謡って楽しいですね~。
津軽三味線の演奏はもちろん、ねぶたの太鼓を叩かせてもらったり、みんなでねぶた踊りをしたり、「津軽海峡冬景色」や「帰って来いよ」を歌ったり、楽しい時間を過ごしました。

最後は神様と小野先生のツーショットを。














こんなに楽しい夜はひさしぶり。
先生、ありがとうございました。

2017年1月27日金曜日

C:。ミ

こんにちは、遠藤です。

(タイトル、「たこ」と入力したらこの顔文字に変換されました。
左に首を傾げると、たこに見えないこともないですね…?C:。ミ




先日、「私の一冊」の取材で北千住へ行ってきました。
3月号のゲストは阪西敦子さん。


大寒波襲来の日々でしたので、どうなることかと心配していましたが
春らしい装いでいらしてくださった阪西さんの明るさに誘われ、
この日だけは太陽が顔を出してくれました。


阪西さん、とてもノリ良く表情をつくってくださり、
何パターンも撮影させていただきました!
公園の遊具に登ってポーズを決めてくださる一幕も。



たこの滑り台が鎮座する、「千住ほんちょう公園」C:。ミ
いままでにない、おもしろいスポットでの撮影でした。

場所だけでなく、ご紹介いただいた本もとっても面白く
手にとったわたしも今、熱中しています。
まだ詳しくご紹介できないのが悔しい~~!

2月25日(水)発売の「俳句界」3月号で、ぜひチェックしてくださいね







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C:。ミ~ ~ ~ ~ ~  C:。ミ ~ ~ ~ 
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2017年1月26日木曜日

木曜担当の加藤です。

年末から、すっかり忘年会の定番曲になった「恋」


ドラマのエンディング曲として火がつき、
星野源やキャストのダンスが可愛いと大変な人気になりました。

私の好きな落語家、春風亭一之輔が
【長男が「恋」を覚えようとずっと歌っている。愛することに疲れたみたい、じゃないほうの】
とツイートしていて、思わず笑ってしまいましたが…。

確かに、「恋」といえば
「男は~いつも~泣かせる~だけで~」と松山千春を思い出す人もいれば
「胸の中にあるもの~いつか見えーなくなーるーもーの」と星野源を思い出す人もいますね。

皆さんは、どちらを浮かべましたか?

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「恋」といえば、
別冊俳句界では「恋する俳句」を募集しています。

投句方法はメールのみです。(詳細はここをクリック


今、心の中で燃えている「恋」。

かつて、人知れず胸の中にしまっていた「恋」。

幼い頃、胸をときめかせた「恋」。


皆さんの恋の句を、気軽にぜひ投句してください!




生涯を恋にかけたる桜かな     鈴木真砂女




虹たちて忽ち君の在る如し    高濱虚子




雪はげし抱かれて息のつまりしこと    橋本多佳子




ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜    桂信子




会ひたくて逢ひたくて踏む薄氷    黛まどか





ではまた来週!




2017年1月25日水曜日

書店ぶらぶら

こんにちは、昨日は久しぶりに本屋に立ち寄ってみました。
新宿の、小田急百貨店の10階です。
名前が「STORY STORY」という見慣れない名前だったのですが、よく見ると、カウンターに「有隣堂」の文字が。

どうやら、本屋と文具とカフェが一体になっている形態のようです。こちら

最近こういう本屋の形が増えましたね。
私は文具も好きなので、ついつい本よりそちらをじっくり見てしまいました。
(そしてブックカバーを購入…)

本屋に来てもらおうと試行錯誤しているのが伝わります。

ここでやっている企画も面白く、

「帯しか見えない文庫展」(カバーをかけてあえて帯しか見えない仕様)

「BIRTHDAY BUNKO」(自分と同じ日に生まれた著名人の本が探せる)

とかやっていました。

ぶらぶらしていたら、『二十四節気区切りの季節手帳』というものを見つけました。
立春の2月4日から始まり、次は「雨水」「啓蟄」「春分」と続いていきます。
日々の暮らしで季節を感じられるように……ということから生まれたそうです。

「おお、これは俳句的にいいぞ」と思ったのですが、月刊誌の仕事は1日始まりの手帳の方がわかりやすく、断念しました。

退職したら使ってみたいものです。



そう言えば、ニュースで見たのですが、八戸市に、市営の書店「八戸ブックセンター」が出来たとか。

税金を投入して作ることに賛否両論あったようですが、来場者数は一日千を超え、周辺の書店の売り上げ増加にもつながっているそうです。

市営ゆえに、客を奪い合うということはせず、

①話題の新刊などは置かない。
②雑誌・漫画も置かない。
③在庫がない場合は、他の本屋へ誘導…など

いろいろと工夫しているようです。なんとなく、図書館と本屋の中間にある位置だなと思いました。


個人的に大注目です。


ではまた来週~!

2017年1月23日月曜日

時の流れ




















こんにちは、編集長の林誠司です。

今日からまた、一週間の始まり。
しかし、土曜日は、ある句集原稿の選句作業。
日曜日は一日、祝賀会に参加して、ちょっとお疲れ気味である。
今日はスタッフに頼んで昼出社にさせてもらった。
朝からびっくりするようなことが起きて、大わらわだったが、なんとか目途がついた。

今更言うまでもないが、私は実に「おっちょこちょい」である。
「おっちょこちょい」は下町の方言だろうか?
つまり「慌て者」なのである。
(そのことは以前も書いた気がする・・・。)

ところで昨日、知り合いの編集者から電話がかかってきて、2月号の「「朝」終刊」について褒めていただいた。
「朝」は岡本眸さんを主宰とする結社である。

その方は私よりこの業界は古い。
岡本眸さんのいろいろなエピソードを教えてくれた。
また、今の俳人で、岡本眸を知らない人が増えたことを嘆きあった。

今の時代は早い…、あっという間に人は忘れ去られてしまう。
それはよく言えば「未来志向」が旺盛ということだろうか…。
悪く言えば自分の俳句にしか興味がない、ということだろうか。

2017年1月20日金曜日

ここは一体どこでしょう



カラフルな石がついた洞窟のような空間。


2020年の東京オリンピックでの実施競技に追加決定!と話題で
人気が高まっていますので、ご存知の方も多いかも?

そう、スポーツクライミングの室内練習場です。



わたくし遠藤、取材で
千葉県鎌ケ谷市にあるクライミングジム・インフィニティさんへお邪魔しました!

ちゃんと「俳句界」の取材ですよ。

クライミングジムのオーナーは
「ここで俳句雑誌の取材と言われても、ハイク(ハイキング)だと思うよね」と
笑ってらっしゃいました。うまい!



今回のゲストは、ここによく通われているという 鎌田俊「河」副主宰

クライミング、元々は施設内ではなく岩山を己の力だけでよじ登るもの。
鎌田さんは趣味でよく山へ出かけるそうです。


俳句とクライミングはかけ離れた世界のようですが、
鎌田さんにとってはどちらも「自然をしっかりと感じ取る」行為であるように感じました。



「俳句界」2月号「私の一冊」コーナーで、今回撮影した写真と
鎌田さんのエッセイを掲載していますのでぜひご覧くださいませ。






上の写真、中央にちょこんと立つのは水野カメラマン(身長約160cm)。
比べると、天井の高さがよくわかりますね。

水野カメラマンとわたしも挑戦させてもらいましたが、初心者コースでお手上げ……

 でも学生時代に少し運動経験があるわたしより、
 これまで運動経験ゼロだと言う水野カメラマンのほうが上手でした。なぜ!


鎌田さんは通われているだけあってお上手で、スイスイ登ってしまうんですよ~。驚きました。












俳人の【俳句以外の】「趣味」が気になっていましたし、
元来、ひとの「熱中している何か」を聞くのが大好きなので
とても楽しい取材でした。





取材後は鎌田さんのクライミング仲間のお店へ連れて行っていただき
美味しい料理とお酒に舌鼓。



(すみません。左と中央の2杯を飲み干したあとにブログの存在を思い出して撮影しました)







それでは皆様、1月25日(水)発売の 「俳句界」2月号を どうぞよろしくお願いします!

2017年1月19日木曜日

初雪

木曜担当の加藤です。
自白しますと、金曜日に書いています。

今日は東京に雪が降りました。

「あ、降ってる」
「あ、やんだね」

というぐらいすぐ止んでしまいましたが……。

東京には、去年の11月に雪が降ったので正確には「初」ではないのですが、
やはりこの時期の雪は、
寒さも含めて「初雪」という言葉が似合う気がします。



学生時代、受験当日に大雪が降ったことがありました。

朝、駅から志望校への道を、
次々と滑って転んでいく他の受験生を横目に、
必死で足を踏みしめながら歩いた記憶があります。

「受験当日に滑りたくない!」(滑る=落ちる)

その一心でした。

でも駄目でした。見事に転びました。

そこで私は考えました。
「いや、これは【滑った】のではない!【つまづいた】んだ。
地面に【引っかかった】のだから縁起はいい!」

その結果は…聞かないでください。


****************


季語「初雪」は、白く覆われた美しい景色や
静かな雪の風景を詠んだものが多いようです。




初雪や水仙の葉の撓むまで  松尾芭蕉




はじめての雪闇に降り闇にやむ  野澤節子




ではまた来週。


2017年1月18日水曜日

「俳句界」2月号の見本が出来ました

こんにちは。
先週から全国で寒波にみまわれていますが、東京は晴天が続いています。
けれど、朝晩は冷えますね。
インフルエンザも流行っているので、電車の中や新宿など人の多いところに出る際は、必ずマスクをしています。
でも、咳き込んでいるいる人の方がマスクをしてないことが多いんですよね。

さて、本日は「俳句界」2月号の見本が届きました。



















もう気づいておられるかと思いますが、表紙は本誌も別冊もリニューアルしております。

表紙は、版画家の小﨑侃(こざき・かん)氏。
山頭火句や原爆句を版画で描いておられます。
鮮やかな色使い、紙に刷られたインクの滲みが版画ならではです。
刷られた和紙も素敵なので、素材をお見せできないのが残念ですが、定期的に個展も開かれているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。


別冊は、昨年と同じ方にお願いしております。
添削教室のイラストや、本誌で連載していた「箏漏亭日常」も担当していただきました。
去年はポストの絵が固定でしたが、今年はそこから動いて、配達員さんがはがきを届けてくれるシーン。四季折々で変化させていきますので、こちらもお楽しみに!


今回の特集は評論の紹介です。
文章量が多くて「うっ」となってしまうかもしれませんが、ぜひ読んで頂きたいです。

発売は25日! お楽しみに~!

2017年1月16日月曜日

どんど焼きのこと



















(だ…だるまの頭に火が!!)

どんど焼どんどと雪の降りにけり     小林一茶


編集長の林誠司です。
今日は福岡本社より寺田専務が来て、もろもろ打ち合わせをした。
ここでは言えない(…といっても別にあやしいことではない。会社の方針をここで説明するのも変だから…)が、みなでお昼へ行き、いろいろな話をした。

昨日は「どんど焼き」を見た。
先日、横須賀長沢の家のそばの海岸を歩いていたら、今度の日曜早朝に「どんど焼き」を行うという看板を見た。
なんと朝6時半…。
考えてみれば、ちゃんと「どんど焼き」を見たことがない。
「どんど焼き」は冬の季語だから、俳句に携わる者として、やはり一度は見ておきたい、と思った。
すごい迫力だった。
こんな凄い火を実際に見たのは火事を見て以来である。
燃え上がると、一気に、海の方へと崩れていった。

「どんど焼き」は「左義長」ともいう。
どこが違うのかよくわからない。
なぜ「左義長」というのかもわからない。
一度、なにかで読んだことがあるが、読んでもよくわからなかった。

日本の土地行事というのは結構複雑で、よくわからないところがある。
例えば路傍神…。
「道祖神」のことを「塞の神」とも言う。
道祖神=塞の神と考えていいのかどうか?
また、道祖神などは性器信仰と多くかかわっているが、どう結びついているのか?
道祖神は「猿田彦」と「アメノウズメ」のことというが=と考えていいのか?
関東には「青面金剛」というよく知らない神が道端で祀られていることが多いが、これも塞の神なのか?

地方それぞれに信仰があり、それが例えば都から伝わってきた神や仏と融したり、古代中国の道教あたりと混合したり、実に複雑なものとなっている。

どんど焼きもそうで、左義長なのか、道祖神なのか、よくわからない。
そういうことを調べるのが好きなのだが、複雑でなかなか理解しがたい。

昨日はそれを見て、すぐに荻窪へ行って句会をして、そのあと遊んだ。
そういうわけで今日は寝不足である。

2017年1月13日金曜日

初夢





こんにちは、遠藤です。


先週のブログ「謹賀新年」で、初夢のことも書こうと思っていたのですが
会津柳津の楽しさにすっかり忘れてしまいました。

みなさんは初夢見られましたか?


家族に聞いたところ「熟睡していて夢なんか見なかった」
「見た気がするけど覚えてない」というそっけない返答ばかり。



わたしはというと、、、俳句界編集部の夢を見ました。しかも残業の夢。


終電の時間もとうにすぎた深夜。これは朝までかかるぞ!と
必死に編集作業をすすめる俳句界編集部4名。

途中、交代で仮眠をとることになりました。

ベッドがわりの長椅子、その周りを囲むように
カーテンがかけられた仮眠室で一人ずつ休みます。

明け方、もう瞼が開かなくなったわたしは 仮眠室で寝ている編集長を起こして
「編集長、もう無理…かわってください」と編集長を押しのけ眠りにつく

そんな夢でした……
さてこれは、今年「俳句界」が人気爆発、もっと忙しくなる!
ということを暗示しているのでしょうか。夢か現か……?

とりあえず健康にだけは気をつけていきたいと思います。



 ちなみに編集長は朦朧としながらも「ご苦労様」と仮眠室を譲ってくれました。
 実際はこんなに残業したことはなく、仮眠室も存在しません。





夢はじめ現はじめの鷹一つ 森 澄雄

2017年1月12日木曜日

酉年ですね

木曜担当の加藤です。
月曜が休みの週は、なにか得したような気分になりますね。

私は「今月の歳時記」というコーナーを担当しています。
毎月、知っているようで知らない、
見たことがあるようではっきり覚えていないような季語をピックアップし、
写真と記事で紹介しています。

このコーナーを担当して、
自分の中で大きく変わったところがあるんです。
それは、毎朝通勤途中に通る、公園での歩き方。

少しずつ膨らむ蕾だったり、
大きく開いた花の名前が気になって思わず立ち止まったり、




鳥の鳴き声が聞こえると「珍しい鳴き声だな。なんの鳥だろう」と調べたり。
自然の中に存在する、花や鳥の名前が気になるようになりました。

以前、「俳句界」の企画で新宿御苑に行ったとき、
「晶」の長嶺千晶先生から木や花や鳥の名前をたくさん教えていただいたのですが
「名前」を知った途端、景色が急に鮮やかになった気がしたのを
今でもはっきり覚えています。

「俳句界」の読者の皆さんも
きっとこうして空を見上げたり、立ち止まって木や花を観察したりしているのだろうなと
思ったりしています。


そういえば今年は酉年。

日本の鳥ではないのですが…今朝読んだ記事で
「ハチドリ」の生態がとても面白かったのでご紹介。



雀の半分ぐらいの大きさしかないという、世界最小の鳥、ハチドリ。
蜂のように、長い嘴を花に突っ込んで蜜を吸う鳥です。

色が鮮やかで、ホバリング(空中で飛びながら停止する)できる、という
ことまでは知っていたのですが…

なんと羽を高速回転させることで
鳥類で唯一バックできる(後ろ向きに飛べる)んだそうです。

しかも、最長で17年ぐらい生きる、強靭な体を持った鳥で、
冬の寒い時期は「毎晩冬眠する」ことで
余分な体力を使わないようにしているのだそうです。
(体温を下げ、心拍数も減らして、ちゃんと冬眠している)

想像を超えた、生き物の神秘に、衝撃を受けた私なのでした。
世の中には、知らないことが沢山ありますね。


とりとめのない話ですみません。
ということで、また来週。

2017年1月11日水曜日

とりあえず……

こんにちは、松本です。
新年初ブログでございます。

このところずっと編集でばたばたばたばたしていたのですが、本日校了ですので、久しぶりにほっと一息つけます。

月刊誌は締切が容赦ないけど、そこから解放されたときの安堵感は毎回たまらないものがありますね。
週刊誌の仕事に携わっている友人がいるのですが、そちらは息つく暇がないと言っていました。
では新聞は……と考えると恐ろしいものです。


解放感に浸りたいぞ~! ということで馬場のキリンシティーでビールを飲んできました。























泡がもっこもこのふわふわでした。
ビールは少し冷たいという程度で、そのせいか苦味がわかりやすかった気がします。
もしかして、いつもは冷やし過ぎなだけで、ビールの適温はこのくらいなのかな?
(単に冬だからなのかもしれません)


ビールは当然ながら夏の季語ですが、冬に飲むのもまた良いものです。
部屋が暖かいから出来る事ですね。文明よありがとうと感謝しつつ飲んでいました。


嘘ばかりつく男らとビール飲む   岡本 眸


ビールの句を探してみたら、岡本眸さんの句を見つけた。
酒の席ではついつい口が軽くなり、自分を大仰に見せたくなるものである。
そんな「男ら」の噓を指摘するのは野暮というもの。女性は「うんうん、すごいね」と相槌を打ちながらビールを飲んでいる。
ビールの苦みと、内心の苦笑がまざりあって、酒宴ならではのおかしみが感じられて好きな句である。



岡本眸さんの「朝」が終刊するという。
2月号で特集を組んでいるので、ぜひご覧ください。


岡本さんの第一句集『朝』のあとがきを拝読したが、これがとても良かった。
病魔に侵され、それを経ての句集だった。

『岡本眸読本』で読んだのだけど、中古で手に入れたので先人の赤いラインが入っていた。
そのラインの部分を引用させていただく。

「自分を大事にすることが俳句に誠実であることなのだということなどおぼろげ乍ら判りかけて参りました」

「俳句こそ私のサロン前掛と同じ様にいつも一緒に汚れ、洗われ、又汚れてもしっかりと私の身に付き添っていて呉れるに違いございません」

二つ目の、「俳句こそ」にはぐるっと円で囲いがしてあった。
先人の読者様も同じような心境だったのかもしれない。共感が深かったのだろう。句には幾多も丸でチェックが入っていた。
久しぶりに古本の楽しみも覚えた。


ちなみに、私が一番好きだなと思った句はこちらです。

すでにして己れあざむく日記買ふ   岡本 眸


2017年1月10日火曜日

あけましておめでとうございます。



















あけましておめでとうございます。
編集長の林誠司です。

そろそろ俳壇も、正月休みから抜けて活発に動きだしています。
週末は関西で俳人協会の新年会もあったそうです。
(ちなみに東京では今週の金曜日に開催、私も取材にお邪魔します。)

日曜は「沖」新年会と「原人」創刊70周年祝賀会がどちらも千葉県で開催されました。
私は「原人」に出席、「沖」には書籍の高尾がうかがいました。


私の住んでいる横須賀から、会場の千葉市まで約2時間半…。
関東横断(?)のようでした(笑)。
アットホームな会で、主宰の三枝青雲先生はじめみなさんと懇談してきました。
記事は3月号に掲載します。

それにしても三連休ってあっという間ですね~。
今週は句会取材、書斎訪問で徳島、「ひまわり」の西池冬扇先生訪問、週末は俳人協会新年の集い、と、今週もフル稼働です。

2017年1月6日金曜日

謹賀新年


あけましておめでとうございます。
金曜日担当の遠藤です。


昨年末、金曜日が祝日だったり休暇に入ってしまったりで
わたしの更新がないままの年越しだったので、
七草粥を食べる前にここで新年のご挨拶ができて一安心です。


みなさんは年末年始、いかがお過ごしでしたか?
きっと「俳句界」1月号の読み応えたっぷりな特集、
詩歌の国ニッポンを読まれていたのでは!?(^^)




わたしは帰省し、実家でゆっくり過ごしました。
今年の会津は雪が少なく快適でしたよ~~

年明けは加藤さんと同じく、近所の神社で初詣。

しかし実家がある集落の鎮守さまはこぢんまりとし(すぎ)ていて
当然おみくじなどは設置されておらず、手水すらカラカラ……
遠藤家のほかは、誰一人参拝していませんでした。が、
杉の巨木に囲まれ、しんとした空気が気持よかったです。

その足で、せっかくだからと隣町の虚空蔵尊へも行ってきました。
こちらは会津じゅうの人が来ているのではないかと思うほどの大賑わい。


虚空蔵尊から見える只見川、そこにかかる鮮やかな赤い橋がとても綺麗です。
混雑する時期だからか、境内撮影禁止だったのが残念でした。

(↓季節は違いますが、虚空蔵尊周辺の景色をフリー素材でお楽しみください)






虚空蔵尊は会津の郷土玩具「赤べこ」の伝説発祥の地でもあります。




ちなみに「虚空蔵、虚空蔵~~~大虚空蔵!」という手遊びはご存知ですか?

曾祖母に教えてもらい、一緒に遊んだなぁ、、、
同行した弟と、亡き曾祖母を想いながら
虚空蔵尊でこの遊びをし、なんだか感慨深くなりました。





境内にある牛の銅像「撫牛」は、
自身の悪いところをさすると病気が治る、といわれており
頭と膝がテカテカしていました。

近くにいたおじさんが「やんだ~おら!こんな、恥ずがしべした~!」と
照れながら、しかし真剣に
牛の肛門を撫でていたのが印象的でした。


それでは今年も、「俳句界」を どうぞよろしくお願いします。


2017年1月5日木曜日

2017年初ブログ

皆様、明けましておめでとうございます。
新年初という大役を仰せつかりました、木曜担当の加藤です。
今年も「俳句界」をどうぞよろしくお願いいたします!!


さて、ブログをご覧になっている皆さんは初詣に行かれましたか?



私は、毎年行っている近所の小さな神社に行ってきました。
(地元に初詣に行くのが一番いいんだ、と家族に言われ、
それからはずっと同じ場所です)

鳥居の前で軽く礼をして、
神様の通り道の真ん中はあけて歩くようにする。
手水で手を洗い、口を漱ぐ。
お賽銭を入れ、二礼二拍手一礼。

不思議なもので、この流れで初詣をすると清々しい気持になります。
それだけでも、「今年も新しい気持で頑張ろう!」と思えてきます。


ちなみに…




初御籤は「大吉」でした!!

しっかり学び、努力を怠らず、
成長できる一年にしたいと思います。

そして失くしたものを探すときは高いところを見ます!


ではまた来週!