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2016年8月25日木曜日

文豪が愛した味 ~ 神谷バー ~

木曜担当の加藤です。
先日、念願だった浅草の神谷バーへ行ってきました。

池波正太郎好きの私にとっては、
「たいめいけん」「資生堂パーラー」「山の上ホテル」など、
池波エッセイに登場する店は憧れの場所。
神谷バーもその一つでした。




「酔いの早く発するのは、電気ブランの右に出るものはない」 (太宰治『人間失格』)

多くの文学作品にも登場する神谷バー。

1880年(明治13年)に創業。
「電気ブラン」というネーミングは当時から画期的で
昭和生まれの私でさえ、幼いころから広告を見て「電気ブランってなんだろう…?」と
ずっと気になっていたもの。

その正体は、ブランデー。
かなりアルコール度数が高いとのことで、下戸の私には……もちろん無理でした。

お店は1階がバー、2階はレストラン、3階が懐石料理と分かれていて、
私は2階へ。



メニューも豊富。
しかもお値段が思っていたよりもずっとお手頃でした!



2階は洋食のレストラン。
家族連れも多く、賑やかで過ごしやすい雰囲気でした。


明治・大正・昭和・平成。
それぞれの時代に、この店で、同じものを食べ、同じものを飲み
たくさんの人たちが語らっていたのだと思うと不思議な気持ちがしました。

よし、今度は思い切って1階のバーに行くぞ!


ではまた来週!

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