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2016年11月15日火曜日

十一面観音のことや近江のことなど



















編集長の林誠司です。
先週はブログ更新をさぼってしまった。
10月はとにかく祝賀会が多く、ほとんど休みが取れなかった。
11月は少ないのだが、仕事で大阪、プライベートで兵庫県姫路や滋賀県琵琶湖を旅した。

とりわけ琵琶湖がよかった。
私の永遠の憧れ…渡岸寺の「十一面観世音菩薩」にもひさびさ会えた。
仏像を変な目(?)で見てはいけないのだが、この十一面観音と、奈良県奈良市・秋篠寺の伎芸天は美しい女性を見るような感じで、ホレボレと眺めてしまう。
この二つ(おふたり)は特別である。

ちょうど今は秋と冬の境目のような感じだ。
琵琶湖は四季すべていい。

春なら、

行く春を近江の人と惜しみける     松尾芭蕉

を思い、
夏なら、

まぼろしの鷹を描くや青伊吹      森 澄雄

秋は同じく、

秋の淡海かすみ誰にも便りせず    森 澄雄

を思う。
今の時期は、

しぐるるやしやぶしやぶ肉は近江牛   吉田鴻司

を思う。
この句はうまく解説できないが、近江(滋賀県)の風土の魅力がぎっしり詰まっている。
一代の名吟だろう。

そして私も奮発して「近江牛」をいただいて帰ってきた。
やっぱりうまかった。



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