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2016年2月18日木曜日

懐かしい賑わい

こんにちは、木曜担当の加藤です。

3月号も無事入稿が完了し、今は4月号の準備を始めています。
仕事も一段落し、気温も春のように暖かくなった日曜、
巣鴨の地蔵通り商店街へ行ってきました。



ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
毎月4のつく日(4日、14日、24日)は「四の市」といって、商店街に縁日がたくさん出て
さらに賑やかになります。

江戸時代、巣鴨庚申塚は中山道の立場(宿場と宿場の間の休憩所)として栄え、
旅人にお団子を売る茶店などもあって、人出も多く、とても賑やかだったそうです。

14日の日曜日は、シャツ一枚でもいいぐらいの暖かさで、
とげぬき地蔵で有名な高岩寺をはじめ、商店街の通り全体が
老若男女、たくさんの人で賑わっていました。
(もちろん人生の先輩方のほうが断然多かったのですが……)

何を隠そう、実家が商店街のど真ん中にあった私。
商店街の人たちに育てられたといっても過言ではありません。
団子屋に水飴屋、つくだ煮屋にしじみ売り、おでん屋、絨緞屋や靴の出店……、
色とりどりの出店と威勢のいい掛け声、お客さんとのやり取り。
私はこの「商店街」の空気が大好きなのです。

棒に挿した揚げ物を頰張りながら、ぶらぶらと散歩をし、
紅白の梅の花も堪能。とてものんびりした休日でした。

ちなみに当時、巣鴨の茶屋の一つに美しい藤棚があり、
そこで小林一茶がこんな句を詠んだそうです。

ふじだなに 寝て見てもまた お江戸かな

ぜひお近くの方は、4のつく日に行ってみてください。
一句浮かんでくるかもしれません。








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