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2016年9月30日金曜日

11月号入稿!の翌日

こんばんは、遠藤です。


11月号の入稿日は昨日。
今日は入稿を終えて一段落♪……というわけにはいきません。

昨日までに揃えられなかったものを作成し、追加でどんどん入稿していきます。



わたしは今日、別冊付録の「読者アンケート」コーナーを作成しました。





読者の皆様からいただいたハガキとにらめっこし、ページを作っていきます。
毎月貴重なご意見・ご感想をお寄せいただくので、
どれを載せるか迷ってしまいますね!



入力したら、行数などの調整をするのですが、
よし!ピッタリ収まった!という喜びも束の間
すこしの入力漏れを見つけ、入力し直すと行がずれる……

無事収まったとしても、たとえば
1ページ目の最後に配置したご感想のお名前だけが
次のページに行ってしまっては不恰好ですよね。

そこで、ご感想の順序を入れ替える、
削除しても問題なさそうな句読点を取る、などなど
なんとか文字数・行数を調整して、ようやく完成です。




読者アンケートハガキは、いただいたその日に編集部内で回覧していますが
こうして格闘すると、さらにじっくりと読みこむよい機会になります。

なんと毎月ご感想をお寄せくださる方もいて、感謝感謝です。


「俳句界」を読んで、思うところはあるけれど、
まだお伝えいただいたことはないという方。
チラッと一言だけでもいただけると、編集部はとっても嬉しいです。

(しかしこのコーナーで採用されるご感想は、
 レイアウトの都合で長文のものが多いです^^; ご了承ください!)


それでは、これからも「俳句界」をよろしくお願いします!




2016年9月29日木曜日

撮影裏話

木曜担当の加藤です。
雨が降ったり、夏のように暑かったり……。
服装も毎日悩んでいます。

なんだか今年は
夏から秋の移り変わりがはっきり感じられませんね。


さて、普段は高田馬場の編集部で
デスクワークばかりの私たちですが、
取材となるといろいろなところへ出かけます。

先生方とのお話や、カメラマンとの打合せ・撮影場所の交渉など
それがまた、気持ちをリフレッシュできて楽しいのです。


現在、編集部では10月25日(火)発売「俳句界11月号」
入稿作業を行っています。

先日、その11月号に掲載される「私の一冊」の撮影で表参道へ。
撮影するのは、昨年山本健吉評論賞を受賞された、「海」の日下野由季先生です。

あいにくの雨でしたが、雰囲気のある素敵なお店で撮影ができました。





 女性三人での撮影は、まるで女子会のようで
楽しく撮影は進んだのでした。

撮影場所のこだわりは<外国のような場所>。
日下野先生の「私の一冊」にちなんで、ロケ場所を探しました。

11月号の「私の一冊」、本文とともに写真もぜひお楽しみに。





さて、9月24日に発売された「俳句界10月号」は、もうご覧いただけたでしょうか。

「お邪魔します 書斎訪問」は行方克巳先生。
取材当日は、編集長と私の二人で先生のご自宅へ伺いました。

そのとき、見せて頂いたのが刀匠・宮入清宗作の刀。
掲載用に、と太刀を構える行方先生を撮影していると
隣で何やら編集長のテンションが上がっています。

「先生にお願いして、写真を撮らせてもらったらどうですか」

そう声を掛けると、嬉しそうに刀を構えてポーズをとる、我らが「俳句界」編集長。
(ちなみに刀の先がちゃんと入ってない、と撮り直しさせられました)






満面の笑みです。

「よかったですね……」(私)

行方先生の「書斎訪問」は10月号122・123ページにてお読みいただけます。
先生の本格的な構え方との違いを、どうぞご確認ください。

ではまた来週!

2016年9月28日水曜日

俳人の編集後記(仮題)


こんばんは、松本です。

ただいま、11月号を鋭意制作中です。

今回の特集は「俳人の編集後記」(仮題)。
文字通り、著名俳人が書いてきた編集後記を紹介するコーナーです。
編集部が抄出したただの抜粋ではなく、近しい方々が選別し、それについて解説していただいております。

これが……とっても面白いです!!!

編集における裏話や、師との思い出、俳句論、主宰である師匠との議論の場でもあり……。
まさに多種多様、結社の色も出ています。
(すでに、第二弾もやりたいな……と個人的に思っております)

私も一応、「俳句界」の編集後記を書かせていただいておりますが、当然ながらまだまだだな……と思いました。

自分が「書きたい」ことではなく、「『俳句界』の編集者として『書くべき』こと」についても考えねばならないな……と拝読しながら自分の身についても考えてしまったのでした。



今日はそんな反省モードでお送りいたしました。

ではまた来週!
(来週は校了間近なので、「編集後記」も書き終わっているはず……!)


2016年9月26日月曜日

たむらちせい 「土佐一国」を読む

こんにちは、編集長の林誠司です。

10月号は読んでいただけただろうか。
手前味噌だが、たむらちせいさんの「土佐一国」はぜひ読んでいただきたい、と思っている。

数か月前のことである。
たむらさんから丁寧なお手紙が来た。
かいつまんで言うと、

自分も年でもう旺盛な句作は展開できない。
生まれ育った「土佐」の歴史と風土への思いを込めた大作を作りたいので掲載できないか?

というものだった。
社長の了解を取り、たむらさんにそれを伝え、生まれたのが、今回の「土佐一国」50句である。
期待通りの力作だった。
好きな句を挙げたい。
みなさんにはぜひ「土佐」を意識しつつ鑑賞していただきたい。

サーファーの女身遍路とすれちがふ
・「いにしえ」と「現代」との時空の交錯。背景は土佐のまっしろな黒潮の高波。

真言の海秋暁の星ひとつ
・「室戸岬」と前書きがある。室戸岬は真言宗の祖・空海が悟りを開いたところ。岩胴にこもっていた空海に、暁の星が現れ、空海の喉に飛び込んできた…という伝承がある。

赤トンボ爆弾抱いて征きました
戦争、そして特攻兵のことを思っているのだろう。「赤トンボ」とは戦争時の練習飛行機のことらしい。どれほどの若き命が爆弾を抱いて征ったことだろう。目の前の赤とんぼが、作者の幻影の世界へといざなっているのではないか。「土佐一国」と言っても、作者の人生があってこその風土なのだ。

まだ生きていたかと握手敬老会
敬老会でもあり、同窓会でもあるのだろう。「ひさしぶり」「元気だったか」などでは伝えきれない、同志のような絆が「まだ生きていたか」という呼びかけなのである。

柴神に紅白の幡小鳥来る
「柴神」という言葉を初めて聞いた。調べてみた。すごい言葉だな~と思った。風土というものが凝縮されているような言葉だ。山、峠が多い土佐に似つかわしい神だと思った。

わが側を龍馬駆けゆく花芒
斃るるはいつも若者千草道
・龍馬脱藩の道…あの山深い峠の風景が思い浮かぶ。「土佐沸騰」の頃、「若者」には幕末と戦争の両方の思いがあるだろう。

そのほか感銘句。
自由民権ここに発する夜学かな
月光に見し烏瓜昼は見ず
外厠まで走りゆく野分婆  ※すごいばあさんだ。これが土佐の女なのか?!
廃仏毀釈の果は石塊荻の声   ※廃仏毀釈は明治動乱そのものだ。

最後の二句、

秋潮のまぶしきかぎり土佐の国
平成の終らむとして鶴渡る

これは「絶唱」だろう。
「平成」の句は先般の天皇の生前退位を踏まえての句である。
現代だってちゃんと先生は見ている。

本当にいい作品を掲載出来てうれしい。
どうか、目先の新しさばかりに目を奪われず、こういう腰の据わった俳句も評価してもらいたいと思うのである。

2016年9月23日金曜日

日本語の美しさ

こんにちは、遠藤です。


昨晩、大好きな宇多田ヒカルの特集番組が放送されていました。
デビュー時からのファンなので、かれこれ18年程追いかけていることになりますね…!


6年間の活動休止を経て、久しぶりの出演。
テレビの前に正座して番組が始まるのを待っていました。
(元々TVに出ることが少ない歌手です……)


NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」の主題歌を含む
新しいCDアルバムも発売されます。

Hikki’s WEBSITE

















幼少期をニューヨークで過ごし、
インターナショナルスクールに通っていた彼女。
これまで作った楽曲には英語が多用されていましたが、
今回のアルバムに収録曲はタイトルがすべて日本語!


あるインタビューでは

日本語で歌う意義と、日本語で歌う"唄"を追求したかった。
英語が入る余地もない曲だと思ったし、今の自分の感覚だと、英語を使うことが
"逃げ"に感じられて。
ロマンを感じたり酔いしれたりできる英語ではなくて、
自然と染み入る日本語であって、尚も美しいと思えるものにしたかったんです。 

とも語っていました。(http://trendnews.yahoo.co.jp/archives/450841/



自然と染み入る日本語、その美しさ。
「俳句界」の制作に携わるようになって、身近に感じられるようになりました。

母・藤圭子の死を乗り越え、自らも母となった彼女の新曲。早く聴いてみたいなぁ。。。

2016年9月21日水曜日

第13回現代ジュニア俳句祭に行ってきました


こんばんは、松本です。

先週18日(日)に、現代俳句協会主催の「第13回現代ジュニア俳句祭」に取材に行ってきました。











挨拶をする、安西篤先生(現代俳句協会顧問)





全国の小・中・高校生が参加、応募人数は13,634人、応募句数は23,004句でした。

その中から大賞に選ばれた句は、

先生の弁当のぞく雲の峰   佐藤桃香(足立区立中川北小6)

先生との仲の良さもうかがえる句でした。
夏の青空の下、わいわいと賑やかな昼食の時間を過ごしているのでしょう。
季語の「雲の峰」から、そんな情景も浮かんできます。











受賞者のみなさん




僅かながらうちもご協力させていただきまして「俳句界賞」をお贈りしました。

「俳句界賞」は、

★小学生の部
 ふうりんの中にいるのは風の子だ  重富梨沙(江東区立南陽小5)

★中学・高校生の部
 上中下下巻だけない夏休み  飯倉陸斗(埼玉県立所沢高2)


おめでとうございました!


授与式のあとは、若手の俳人の進行による句会も行われました。
こちらは、和気藹々と、みな臆さずに自分が良いと思った句を披講していて、素晴らしかったです。
子どもならではの感性が光る光る!

新鮮で、懐かしい気分にもなりました。


この詳細は、ただいま鋭意作成中の11月号で掲載です。
お楽しみに☆



2016年9月16日金曜日

仲秋の名月

こんばんは、遠藤です。

皆さま、お月見はされましたか?

わたしは少しでもお月見気分を味わおうと、
友人とテラス席のあるカフェへ行ってきました!


……なんと夜はテラス席が使えないようで、出鼻を挫かれました。
オシャレなカフェなど滅多に行かないので知りませんでした(T_T)

そこで横文字の何だかわからない品を頼み、
味も分からぬまま食べて帰ってきました。

帰り道に空を見上げても、曇天で
月は全く見えませんでした。残念。
ですので写真はありません……








気を取り直して、林編集長が好きな
芭蕉作の名月の句を教えていただきました。


名月や池をめぐりて夜もすがら 

名月や北国日和定めなき 

俤や姥ひとり泣く月の友 


今宵の仲秋の名月を楽しみにしていたのに見られなかった
わたしの気分に合うのは、〈名月や北国日和定めなき〉でしょうか…。
(北国ではなく、都内に居りましたが。)



幸運なことに、編集長は名月を見ることができたそうで
「芭蕉に見せたかった~~きっと、良い句を詠んだだろうに」と言っていました。

2016年9月15日木曜日

悩み

木曜担当の加藤です。

皆さんご存知の通り、「俳句界」は編集長を含む4人で作っています。

それぞれ担当するコーナーも決まっているので、
毎月同じような流れで
作業スケジュールが進んでいくわけです。

私が担当するのは、別冊「投稿俳句界」(と本誌もいくつか)。

今、進めている11月号から雑詠に大牧広先生が加わり、
選者の先生がなんと30人となります!

皆さんの投句をお待ちしています。


そして別冊には投句以外にもコーナーがあります。
そう、今日のブログのタイトル「悩み」はそこに繫がるのです……。


4月号


5月号


6月号


7月号


8月号


それぞれ、どこの写真かお分かりになりますか?

これは、別冊の最終ページに毎月掲載されている
「名句の生まれた場所」の過去の号の写真です。

このコーナーでは、
これまで名句を生んできた<場所>や<行事>をピックアップし、
読者の皆さんに吟行してもらえるよう、詳しく紹介しています。


そう、ここが悩みなんです。

場所をどこにするか、行事を何にするか、句はどれにするか。

うまく「これだ!」と思えるところに出会うまで、
パソコンの前で資料を抱えながら頭を搔き毟る日々がまた……。

そんなとき、アンケートで
「名句の生まれた場所」について感想を書いていただけたりすると、
本当に励みになります。

「俳句界」10月号(9月24日発売・今月は1日早い発売です)でも、
とっても素敵な場所を紹介しています。
ぜひご覧くださいね。

そして11月号(10月25日発売)もお楽しみに。


今月も(編集長に助けてもらいながら)頑張ります!

ではまた来週!

2016年9月14日水曜日

「甘口でコンニチハ!」の取材に行ってきました

こんばんは、松本です。

先週の金曜日と、今週の月曜日に「甘口でコンニチハ!」の取材に行ってきました。
(なんとも豪華な日々であります)

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まず9日(金)の取材は、酒井啓子さんです。

酒井啓子さんは、現在千葉大学の教授。
中東研究の第一人者でいらっしゃいます。
大学在学中からその道を歩まれたのかと思えば、意外なことに、基礎的なことをさわったくらいだったそうです。
大学卒業後、「アジア経済研究所」に就職。そこで中東について学び始めたそうです。

ちょうど、イラン・イラク戦争が勃発し、混乱のさなかの時代。関わるたびに、興味が深まっていったとか。

中東とアメリカとの関係、日本との民族的な共通点など、興味深いお話が盛りだくさんでした。



こちらは12月号にて掲載です。お楽しみに。
(この回は、九段下のグランドパレスにて行いました。なんとスイートルームをお借りして…! いつもと雰囲気の違った写真もご注目下さい)


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12日(月)は、田中泯さん。

佐高先生が、永六輔さんのお別れの会でお会いして意気投合され、今回の対談が実現いたしました。

この日のお話は、永六輔さんとの出会い、踊りの道へ進んだ経緯、踊りへの想い。
田中泯さんのこれまでを存分に語って頂く、というとても贅沢なものでした。
(なるべく多く掲載し、皆さんにお届けしたいものです……腕がなります!)

印象に残る「言葉」の数々に、メモを取る手が止まりませんでした。














笑顔が素敵な泯さん。


こちらは新年号掲載です。
まだまだ先ですが、お楽しみに。



対談のまとめは、いつも取捨選択が命です。
「俳句界」の読者に届ける情報はどれが良いか。すべてを掲載できない分、凝縮して良いものにしなければなりません。

いつも、「これでいいのか…?」と苦悩しながらやっているので、読者アンケートで面白かったと書いていただけると「よし!」と嬉しくなります。

今月分も頑張るぞー!!!
(これからまとめるのは、川本三郎さんです)


ではまた来週。

2016年9月13日火曜日

ささやかなお祝いの会




ゆく秋のドライブインに星の地図     松永富士見


編集長の林誠司です。
雑誌は1月号の企画を検討しつつ、10月号の作業にかかり始めています。

昨日はうちのゲラ校正を助けていただいている松永富士見さんが、日本一行詩新人賞を受賞したので、松永さんと編集部スタッフでささやかなお祝いの会をしてきました。
表彰式は9月27日、アルカディア市ヶ谷で。
毎年、私も取材に伺うので楽しみです。

おめでとうございました。

2016年9月9日金曜日

きょうのお仕事

こんにちは、遠藤です。


10月号が昨日校了し、一段落…といいたいところですが

編集長は先々の号の原稿依頼状を作り、
松本さんは「佐高信の甘口でコンニチハ!」の取材へ、
加藤さんは11月号制作に必要な資料を集めに図書館へ……。

タイトなスケジュールで頑張っています!



私は、第18回山本健吉評論賞
応募作品を整理し、選考委員の先生方へお届けしました。


選考委員は、昨年に引き続き
大輪靖宏先生坂口昌弘先生 です。

応募作のコピー(勿論無記名です)をお送りしましたので、
これからじっくり選考していただきます。


速報の発表は2017年1月号(12月25日発売)
受賞作の全文、選評の掲載は2017年3月号(2017年2月25日)を予定しています。







大輪先生は「輪」の主宰。
「俳句界」8月号の「注目の句集」で、
小社より刊行された句集『海に立つ虹』をご紹介しています。



定価:¥2667+税
四六版・上製・函入り






坂口先生は評論集『ヴァーサス日本文化精神史 日本文学の背景』を刊行されました。
「俳句界」誌上での連載が待望の書籍化!















定価:¥2250+税
四六版・上製・カバー装






大輪先生の句集『海に立つ虹』、
坂口先生の評論集
『ヴァーサス日本文化精神史 日本文学の背景』 
どちらもご注文いただけます!

ご希望の方は小社までご連絡くださいね。





それと今日は、9月号の追加注文の発送業務も行いました。

発売から日が経ってもご注文をいただけるなんて、ありがたいことですね(^^)

おかげさまで9月号の在庫、少なくなってきました。
ご希望の方はお早めに……

2016年9月8日木曜日

秋を先取る


木曜担当の加藤です。

仕事を終えて駅まで歩くとき、半袖では心もとない時期になりました。

暑い日は、口を開けば「もう暑いのは嫌だ!」と言ってしまうのに、
ちらほらと秋色の服を着ている女性を見かけると、
「もう秋か……」と寂しく思えてくるから不思議です。




秋天にわれがぐんぐんぐんぐんと    高濱虚子






ドイツ語会話習ふ端から葡萄食ふ  伊藤白潮




さんま焼くや煙突の影のびる頃   寺山修司




曼珠沙華今朝咲きぬ今日何をせむ  林 翔



今日、10月号が無事に校了しました。

雑誌の内容はすっかり秋。

ブログでも「秋を先取り」してみました。


ではまた来週。


2016年9月7日水曜日

つかの間の平穏……


こんにちは、松本です。

昨日、10月号の校正を印刷所に戻し、今日はほっと一息つける一日でした。
ので、後回しにしていた雑務もろもろを片づけたり、広告を作成したりしていました。
毎月、この時間が来るのが待ち遠しいです。


---

先週末は、知人主宰の「日本酒と美味しい料理を味わう」イベントに行ってきました~。

毎回、各地の酒造さんを招いて、それにあう食事を作ってくれるという趣旨。
今回は「大阪編」でした。




















こんな感じで、最初はそれぞれのお酒を少しずついただいて、それぞれの特色をお伺い。

ここで初めて、「日本酒度」というものを知りました。
アルコールと糖分の割合で決まるそうで、プラスになればなるほど、いわゆる「辛口」になるのだとか。
しかし、それぞれ特色があるので、数値と、舌で感じる甘さなどは差が出るそうです。
それも個性。
比べて飲むと、確かに数値は上でも、甘みを感じたり……複雑でした(難しいとも言う)。



















その後は、各テーブル(7人)に、5本の瓶が並べられて、飲んで食べて、飲み比べて! という楽しい時間でした。
(酔ったけど)

7人で5瓶、というのは考えてみたらかなりの量でした。
帰って来てから、使い物になりませんでした。


 酔いがさめ行く虫の音の一人となりて  尾崎放哉

(酒癖の悪さが有名ですけど、放哉の句はいいですね…)


ではまた来週~。

2016年9月6日火曜日

残暑と第55回俳人協会全国俳句大会




















編集長の林誠司です。
今日も暑かった。

本日、編集部は「俳句界」10月号の最終校正日だったのですが、私は昼から、

第55回俳人協会全国俳句大会

を取材しに、東京・有楽町の朝日ホールに行ってきました。

行くだけで汗だくになりました。
会場はとても涼しく、先生方の選評を聞いていると気分がよくなって、あやうく寝てしまいそうになりました(苦笑)。

大会賞一覧

原爆の碑へ遠足の列正す       山本光江
がうがうと潮入れ替る去年今年    曽我部剛生
一つづつ空包みゆく袋掛        古賀勇理央
ごつごつと蝶の影ゆく鋤田かな    吉田幸敏
雲梯のみぎ手ひだり手夏が来る   千葉喬子
顔出して雨を見てゐる種物屋     橋本石火

会場でお会いした先生から、9月号(さらば「萬緑」!)の特集よかった、と声をかけていただき、ちょっとうれしかったです。

会場を出ると相変わらずの炎天…、帰社した時はぐったりしてしまいました。
この残暑、もう少し続きそうですね。
みなさんも気を付けてください。







2016年9月2日金曜日

嬉しいニュース

こんばんは、遠藤です。



松本副編集長の記事で登場した「ひっぱりうどん」、早速作ってみました。

あたたかいつゆにみょうがの爽やかさ、今時期の晩ごはんにピッタリでした。
何よりどんぶりひとつでまぜるだけ、簡単!おいしい!洗い物も少ない!
皆さまもぜひお試しください。



今日は取次へ、10月号の部数を決めに行ってきました。
◇なぜ「取次」へ?…以前の記事をご覧ください。


9月号特集 さらば「萬緑」!が好評だったようで、
発売から1週間の売上率が好調でした。やった~!!

おかげさまで10月号の書店配本数も増え、
今より多くの書店さんにおいていただけることになりました。

いままで近くの書店に置いていなかった…という方も、10月号、ぜひ探してみてくださいね。
9月24日(土)発売です。




週末は友人の挙式に招待されているので、
帰宅したらその準備をしなければ。
やることが多いので、今日の夕食もひっぱりうどんにしようかな…

嬉しいこと続きで、気持よく週末が迎えられそうです。


2016年9月1日木曜日

ホームグラウンド

こんにちは、木曜担当の加藤です。

現在、編集部では10月号(9月24日発売)の入稿・校正作業真っ最中!

腰も背中も肩もガチガチに固まっています。もはやガンダムにでもなった気分です。
ここだけの話、
今週に入って、既に2回もマッサージに行きました。
寄る年波には敵いません。


実は10月号では、取材に2件行っています。





取材させていただいたのは、

「書斎訪問」の行方克巳先生(「知音」代表)と、

「セレクション結社」の中西夕紀先生(「都市」主宰)のお二人。


取材はとても緊張するのですが、
先生方のお話がいつも面白くて、あっという間に時間が過ぎてしまい、
慌てて編集部に戻るのが常です。


「書斎訪問」では、行方先生の御自宅へ。

趣味の絵画や写真がたくさん飾られたお部屋で、いろいろなお話を伺ってきました。
慶應義塾中等部で長年教鞭をとってらした先生のお話は、とても楽しく、
まるで授業を聞いている生徒のような気分に。

「セレクション結社」では、兼題の選者である中西先生のご自宅のある町田市へ。
芹ヶ谷公園の、お薦めの場所で撮影を……と歩いていたら、大粒の雨が。
そんな中でも、笑顔でポーズをとってくださった先生の素敵な写真は、ぜひ10月号で!


取材場所は、たいてい先生方のご自宅や近くの駅になるのですが
「ホームグラウンド」での取材は、先生の素顔が垣間見られる気がします。
その雰囲気が、読者の皆さんにも伝わるよう、私も編集者として頑張ります!



生涯のいま午後何時鰯雲   行方克巳

合はす手を塔と思へり渡り鳥   中西夕紀