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2016年11月30日水曜日

1月号を作成中

こんにちは、松本です。

とうとう師走になってしまいました。
(すみません、書いているのは1日です)

雑誌で一番忙しいと言っても過言ではない「年末進行」の足音がひたひたと近づいてきました。

長期休みはね、嬉しいんですがその分前倒しになるので、大抵瀕死になってしまいます。
今年はなるべく計画的に行いたいものです。


さて、師走だわ~~と今年一年を振り返ってしみじみしている最中ですが、ただいま取り組んでいるのは1月号。
新春号です。

時間の流れのズレを特に感じますね。


さてさて一月号の特集は「詩歌の国ニッポン(仮)」を進行中です。
古代から近代まで、575の韻律を持つ詩歌をご紹介します。

私がいま取り組んでいるのは「日本詩歌年表」です。

これを眺めれば、歴史が一目瞭然! という表を作っているのですが、久しぶりに資料集を開きました。



















この中には、私が高校時代に使っていた総覧もあります。

あのころはあまり興味がなく、受験勉強のために記憶していただけのものが多かったのですが、今読むととても面白いです。

もっとしっかり勉強しておけばよかった……、と思いますが、あの時、曲がりなりにも基本を叩き込まれたお蔭で今があると思えば、少し浮ばれるような気がします。
(ポジティブ)


お正月休みに読むに足る特集をおとどけできるよう、頑張りますね!!


ではまた来週。

2016年11月29日火曜日

11月も終わりですな。





















編集長の林誠司です。

どういうわけか、風邪がなおらない。
去年も暮れになって、長い風邪を引いた。
毎年恒例のようになっている。
昨日もそれなりに睡眠をとったのだが、朝、起きると咳き込む。

10月、11月は祝賀会などのイベントが目白押しだったが、ようやく落ち着いた。
「俳句界」ではこの時期は、各賞が決まり出している。

北斗賞は西村麒麟君に決まった。
彼とはあまり長くしゃべったことはないが、初対面はよく覚えている。
彼が、石田波郷新人賞を受賞した年か、その翌年、たぶん大山雅由さんの結社の祝賀会だった。
立食でたまたま座った椅子の隣に彼がいて、挨拶を交わした。
それから、時々だが、挨拶した。
彼は石田波郷新人賞と、あと田中裕明賞も取っている。
そして今度は北斗賞。
新人賞、総なめ…という感じがする。

文学の森賞ももうすぐ決まる予定である。
その次は山本健吉賞。

山本健吉評論賞も松苗秀隆「蘭」同人に決まった。
「蘭」創刊者、野澤節子論のことを書いている。
昨年も応募されていたが、選考委員の大輪靖宏先生や坂口昌弘先生の評では、格段に評論がうまくなっている、とおっしゃっていた。

少しづつだが、新しい才能が台頭しつつある。
喜ばしいことだ。

2016年11月25日金曜日

三ヶ日町へ行ってきました



21日(月)に、2017年1月号「お邪魔します 書斎訪問」の取材で
井村経郷「水鳥」主宰を訪ね、静岡県浜松市の三ヶ日町へ行ってきました。





三ヶ日町はご存知「三ヶ日みかん」の名産地です。









































この時期、蜜柑はちょうど収穫の時期。
蜜柑畑を案内してくださいました。










































↑井村先生と編集長






見渡すかぎり、枝いっぱいに実った蜜柑の木!!!
遠~~くに写っているのは浜名湖です。











そして浜名湖と言えば、うなぎ!
井村先生オススメの名店で、鰻重をいただきました。







\じゃじゃーん/




















わたくし遠藤、生まれて初めてうなぎを食しました。
(人生経験が乏しい…)
ふつうの焼魚の食感を想像していたので(笑)ふわふわの鰻にとても驚きました。
タレもお吸い物も絶妙な味わい……美味しかった~~






湖周辺をドライブして美しい景色を見せていただいた後、
ご自宅で取材をしました。



百合山羽公、相生垣瓜人との思い出や
今年刊行した『三ヶ日町水鳥の会俳句歳時記』に関するお話などなど、
たくさん語っていただきました。

1月号「お邪魔します 書斎訪問」に掲載するほか、
詳しいインタビューの様子は、後日 俳句界News にて
ご覧いただけますのでご期待ください。


持ちきれないほどの蜜柑をお土産にいただいて
とっても楽しい旅…いや取材でした(^^)










2016年11月24日木曜日

柴又帝釈天

木曜担当の加藤です。
今日の東京は、朝から雪でした!
11月とは思えない寒さに震えております。

先週は、1月号セレクション結社の取材で柴又へ。
「獺祭」の本田攝子先生のグラビア撮影でした。

柴又といえば帝釈天。
帝釈天といえば寅さん。

渥美清が「風天」の俳号で俳句を詠んだことは有名ですね。


村の子がくれた林檎ひとつ旅いそぐ  風天

鍋もっておでん屋までの月明り  風天


子供の頃、年末やお正月のテレビで「男はつらいよ」を家族全員で見るのが楽しみでした。


高木屋の団子の柔らかさは衝撃!

撮影では、本田先生お薦めの場所、帝釈天のお庭へ。
何度も帝釈天には来たことがあるのに、お庭があることを
しらなかった私。



赤と黄色に色づいた日本庭園は、本当に綺麗。
色のグラデーションが楽しめるのは、この時期だけですね。


明るくて素敵な本田先生との撮影は、
いろいろなお話が聞けて楽しく、あっという間でした。

「俳句界」1月号は12月24日(土)発売です。

ぜひお楽しみに。

ではまた来週!

2016年11月22日火曜日

風邪がなおりません…。



















編集長の林誠司です。
昨日は井村経郷「水鳥」主宰の取材で静岡県三ヶ日町へ行ってきました。

詳しいことは同行したスタッフの遠藤が報告する(…と思います)。
金曜の夜から体調が悪い。
金土と熱が出て、月曜も、熱はおさまったが、咳とくしゃみが止まらない。
明日の祝日は「好日」祝賀会なので、15時に会社を上がらせてもらった。
早く治るといいが…。

2016年11月18日金曜日

宝塚観劇

こんばんは、遠藤です。


先日、東京宝塚劇場にて星組公演「桜華に舞え/ロマンス!!」を観てきました。
人生2回目の宝塚観劇です。


かねてより興味があった宝塚ですが、
歴史あるものなので厳しいマナーやルールなどがあるのでは、、、と踏み込めずにいました。

(きっちりと整列し出待ちをするファンクラブの皆様の姿は圧巻です。)



昨年、ファン歴の長い知人が案内してくれる機会があり月組公演を観劇し感動。

しかし、そう何度も気軽に観られるものではないので、
いつかまた劇場へ行きたいなぁ……と思っていた矢先
縁あって最近親しくなった方が誘ってくださいました。


か、かなり良い席……!




「桜華に舞え」は幕末に活躍した薩摩藩士の物語。
私のふるさと会津城の開城シーンや薙刀を手に戦う会津娘が出てきて、
主役でないのに大いに感情移入してしまいました。
薩摩藩役の方々もイケメン揃いで、会津vs薩摩なんて置いといて楽しみました。

「ロマンス!!」はとっても素敵なレビュー。
指をさしてのウインクを2回も受け、あまりの格好良さに失神しました。
(わたしに向けてのものだと信じています。)


華麗な殺陣を披露したり、燕尾服でビシっと決め、格好良く舞っていても
「女性である」というところに、なんだかグッときてしまいます。
うーむ。この興奮をなんと表現したらよいのでしょう……
(男性ばかりで演じる歌舞伎にもグッときます。いつか観てみたい。)



さて近日発売の「俳句界」12月号では、女性俳句を特集しています。
特集 女性俳句ぬきに現代俳句は語れない!

池田澄子先生・大木あまり先生の対談をはじめ
錚々たる女流作家の「影響を受けた女性俳人」「注目している女性俳人」を掲載。

ちょうど1週間後の11月25日(金)に発売です。ぜひお手にとってみてください。




2016年11月15日火曜日

十一面観音のことや近江のことなど



















編集長の林誠司です。
先週はブログ更新をさぼってしまった。
10月はとにかく祝賀会が多く、ほとんど休みが取れなかった。
11月は少ないのだが、仕事で大阪、プライベートで兵庫県姫路や滋賀県琵琶湖を旅した。

とりわけ琵琶湖がよかった。
私の永遠の憧れ…渡岸寺の「十一面観世音菩薩」にもひさびさ会えた。
仏像を変な目(?)で見てはいけないのだが、この十一面観音と、奈良県奈良市・秋篠寺の伎芸天は美しい女性を見るような感じで、ホレボレと眺めてしまう。
この二つ(おふたり)は特別である。

ちょうど今は秋と冬の境目のような感じだ。
琵琶湖は四季すべていい。

春なら、

行く春を近江の人と惜しみける     松尾芭蕉

を思い、
夏なら、

まぼろしの鷹を描くや青伊吹      森 澄雄

秋は同じく、

秋の淡海かすみ誰にも便りせず    森 澄雄

を思う。
今の時期は、

しぐるるやしやぶしやぶ肉は近江牛   吉田鴻司

を思う。
この句はうまく解説できないが、近江(滋賀県)の風土の魅力がぎっしり詰まっている。
一代の名吟だろう。

そして私も奮発して「近江牛」をいただいて帰ってきた。
やっぱりうまかった。



2016年11月11日金曜日

企画会議

こんばんは、遠藤です。


今日は企画会議をしました。





1月号、2月号の詳細を確認して、3月号の案出し……と、
午前中いっぱい話し合いました。

(終盤、お腹がぐーぐー鳴ってしまいすみません(- -;))




面白い企画を立てて、読者のみなさまに楽しんでいただくのが一番の目的。

しかし、学生のときに使っていた資料集を改めて開いたり
編集長の作句の悩みを聞いたり
松本副編集長、加藤さんの提案を聞いたりするだけで、
新しい知識がどんどん入ってきて楽しくなります。


毎度のことですが、いくつもの俳句や和歌を
すらすらすら~っと諳んじる編集長にはただただ驚きました。


わたしも、空腹を主張するだけでなく
皆様に興味を持っていただけるような企画案を出せるようにならねば……
精進します。

2016年11月10日木曜日

北斗賞受賞作『真青』が発売となりました!

木曜担当の加藤です。


「北斗賞」は若手俳人発掘のため、40歳以下を対象とした新人賞です。
昨年、第6回北斗賞を受賞した作品が、ついに発売となりました。



『真青』  抜井諒一さん


抜井諒一さんは、1982年、群馬県生まれ。
山本素竹先生に師事。「群青」同人。
これまでに、第三回石田波郷新人賞奨励賞、第二十三回日本伝統俳句協会新人賞、
第一回星野立子新人賞を受賞されています。

影に入る落花の白くなりにけり
真青なる闇に触れたる蛍の火
寒月の光しづけさへと変はる



これで、北斗賞受賞作は六作となりました。





第1回 『雲の峰』 川越歌澄先生

第2回 『熊野曼荼羅』 堀本裕樹先生

第3回 『昨日触れたる』 髙勢祥子先生

第4回 『一番線』 涼野海音先生

第5回 『封緘』 藤井あかり先生

これまでの受賞作も絶賛発売中です!



そして…
11月25日発売の「俳句界」12月号にて、第7回北斗賞受賞作の発表があります。

ぜひご覧ください!


それではまた来週。

2016年11月9日水曜日

『箏漏亭日常』発売中です。


こんにちは、松本です。

今回は、現在好評発売中の『箏漏亭日常』のご紹介です。

「俳句界」の長年の読者様にはご存じ、矢島さんのエッセイが一冊になりました。



じゃーん!!

「俳句界」での連載期間は約八年。そのうちの六年間ほどを担当させていただいておりましたので、感慨深いです。
(書籍の編集担当者さまありがとうございました)


担当さんによりますと、見どころはこのカバーのイラストとのこと。





広げると一枚の絵に。ぶらぶらと気ままに、思ったことを綴っているエッセイですので、その雰囲気にバッチリ!
ご本人にもそっくりです。

この『箏漏亭日常』というタイトルは、永井荷風の『断腸亭日乗』から。
矢島さんは箏をされていたので、「箏の音が漏れるあずまや」として命名したとか(「あとがき」より)。


















目次は年代順に纏められていますので、この年は「〇〇が流行ったなあ」と時事的な物事もからめて思い出せます。


ぜひ、手に取ってみてください。
ご注文は直接文學の森へ、もしくは最寄りの書店にて!



2016年11月4日金曜日

御朱印~赤城神社

こんばんは、遠藤です。


今日は毎月恒例、取次で12月号の部決をしてきました。

わたしが取次に行くときはいつも猛暑か雨なのですが
今日は珍しく暖かな一日でした!




お昼休憩の時間に、トーハンさんの近くにある
赤城神社(新宿区赤城元町)に立ち寄ってみました。

ここは磐筒雄命(いわつつおのみこと)と赤城姫命(あかぎひめのみこと)を祀っています。
磐筒雄命は殖産興業、厄難消除、学問芸術の神、また火防の神だそうです。



境内には、仕事運向上にご利益がある「おいなりさん」もありましたが、
「俳句界」売上率向上!などお願いしたいことが渦巻いていても
いざ二礼二拍手をすると「現在健康であることの報告と今後の健康祈願」しか
浮かんでこないのが不思議です……(わたしはどこの神社でもそう)。



鳥居をくぐった先に新しいマンションやきれいなカフェがある、
なんとも新鮮な神社でした。



















あかぎカフェ(お昼時、女性客でいっぱいでした)






江戸中期の俳人・加藤巻阿の碑もありました。

そして社務所では、オリジナル御朱印帳がいただけます。
青地にうさぎ柄のオリジナル御朱印帳は数量限定だとか。


(パシャパシャ撮影するのが憚られたので写真はありません。ごめんなさい!
お近くの方は実際に足を運んでみてくださいね。
写真共有SNS:Instagramのアカウントも開設されているようです!)



もちろん御朱印帳を持参しましたので、御朱印をいただいてきました。



















以前「俳句界」で特集を組んだ
御朱印を求めて~夏の寺社めぐりは、
2016年6月号に掲載しています。

在庫もまだ少しありますので、気になった方はチェックしてくださいね!



2016年11月2日水曜日

グラビア撮影、「対岸」祝賀会

こんにちは、松本です。

土曜日は、1月号に掲載するグラビア撮影に行き、夜は「対岸」の祝賀会(こちらも1月号掲載!)に参加させていただきました。

グラビア撮影は公園で行ったのですが、まだまだご存命な蚊がたくさんおりまして……。
私はまたしても、両足を16ヶ所刺されてしまいました(懲りない)。

祝賀会に出席のため、ストッキングを着用しておりまして、夕方までに赤味がひくかな……と少しどきどきしておりました。
来年は鞄に必ず虫よけスプレーを常備しなければ。


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夕方からは「対岸」の創刊30周年祝賀会に出席させていただきました。
来賓の先生方が150名ほど、会員の皆様も合わせて300名くらいの大規模な会でした。
今瀬剛一先生のお人柄ですね。












お孫さんから花束の贈呈。今瀬先生は終始にこにこ顔でした。




「対岸」は創刊30周年。記念特集号には、なんと創刊号がまるまる入っているという豪華本になっています。とてもかっこいい。

その創刊号には、師である能村登四郎、林翔の祝いの言葉が掲載されています。

今瀬先生は挨拶で「30周年を報告したい、お世話になった先生方は皆あちらへ旅立ってしまった」と述べられました。


「対岸」の俳誌名の由来は、「むこう岸」のことだそうです。

創刊の言葉には、「現実にはなかなか到達しがたい向う岸、それだけに対岸への思いはつのる」と書かれております。

向う岸、と言うと不穏な感じに思えましたが、先生はこう続けます。

「いわば、未来、憧れ、郷愁、そうしたものと思っていただければよいであろうか」

「対岸」とは、懐かしい人々がいる場所であり、自分が目指すもの、目標、未来……いろいろなものが詰まっている名前なのでした。

素敵な名前ですね。



あっ、長くなってしまったので、今日はこの辺で。
来週は、矢島康吉さんの『箏漏亭日常』についてご紹介します。

「俳句界」にて8年連載していた「箏漏亭」が、とうとう一冊の本になりました。
お楽しみに!


2016年11月1日火曜日

祝賀会~俳句人連盟、鈴木明「野の会」、「麦」、「春耕」、「鴻」、「朴の花」、「街」、「鳰の子」、俳人協会歴代会長展

実は10月9日(日)から土日はすべて祝賀会だった。

9日(日)は俳句人連盟70周年
15日(土)は鈴木明「野の会」主宰最新句集出版祝賀会
16日(日)は「麦」70周年
22日(土)は「春耕」50周年
23日(日)は「鴻」10周年

である。
そして、今週末、29日(土)は「朴の花」20周年。
















実はこの日は今瀬剛一先生の「対岸」祝賀会もあった。
私は以前から「朴の花」主宰の長嶋先生に声をかけていただいたので、「対岸」には松本副編が出た。
30日(日)は今井聖さんの「街」祝賀会

だいたい祝賀会というのは、ホテルでおいしい食事をいただいてやるのだが、さすがに今井さんらしく、そういうことは一切やらず「俳句相撲」なるものが行われ、私もなぜか強制的に参加させられた。
「俳句相撲」を説明すると長くなるのでやらない。
それが終わって、居酒屋で懇親会が行われたが、私は新幹線に乗って京都へ行った。
(正確には滋賀県大津)
 
31日(月)は「鳰の子」5周年祝賀会に出た。
 
実にアットホームな会だった。
茨木和生先生、朝妻力先生の酒の誘いを断り(ごめんなさい…)新幹線で帰宅。
 
今日は東京大久保の俳句文学館で行われた。
俳人協会歴代会長展を取材した。
 

 
というわけで超ハードだった。
 
代休とるぞ~~~!!!
 
最後は貴重な(?)角川春樹先生鷹羽狩行先生とのツーショットを。