月曜が休みの週は、なにか得したような気分になりますね。
私は「今月の歳時記」というコーナーを担当しています。
毎月、知っているようで知らない、
見たことがあるようではっきり覚えていないような季語をピックアップし、
写真と記事で紹介しています。
このコーナーを担当して、
自分の中で大きく変わったところがあるんです。
それは、毎朝通勤途中に通る、公園での歩き方。
少しずつ膨らむ蕾だったり、
大きく開いた花の名前が気になって思わず立ち止まったり、
鳥の鳴き声が聞こえると「珍しい鳴き声だな。なんの鳥だろう」と調べたり。
自然の中に存在する、花や鳥の名前が気になるようになりました。
以前、「俳句界」の企画で新宿御苑に行ったとき、
「晶」の長嶺千晶先生から木や花や鳥の名前をたくさん教えていただいたのですが
「名前」を知った途端、景色が急に鮮やかになった気がしたのを
今でもはっきり覚えています。
「俳句界」の読者の皆さんも
きっとこうして空を見上げたり、立ち止まって木や花を観察したりしているのだろうなと
思ったりしています。
そういえば今年は酉年。
日本の鳥ではないのですが…今朝読んだ記事で
「ハチドリ」の生態がとても面白かったのでご紹介。
雀の半分ぐらいの大きさしかないという、世界最小の鳥、ハチドリ。
蜂のように、長い嘴を花に突っ込んで蜜を吸う鳥です。
色が鮮やかで、ホバリング(空中で飛びながら停止する)できる、という
ことまでは知っていたのですが…
なんと羽を高速回転させることで
鳥類で唯一バックできる(後ろ向きに飛べる)んだそうです。
しかも、最長で17年ぐらい生きる、強靭な体を持った鳥で、
冬の寒い時期は「毎晩冬眠する」ことで
余分な体力を使わないようにしているのだそうです。
(体温を下げ、心拍数も減らして、ちゃんと冬眠している)
想像を超えた、生き物の神秘に、衝撃を受けた私なのでした。
世の中には、知らないことが沢山ありますね。
とりとめのない話ですみません。
ということで、また来週。
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