こんにちは、松本です。
この間、妹から面白い本を貰いました。
『〆切本』(左右社)
もう表紙からして面白い。
発売された時から気になっていたのですが、なかなか購入まではいたらず、
結局プレゼントしてもらっちゃいました。
これは、カバーをめくった表紙も楽しいです。
こんなに「言い訳」で彩られたカバーってなかなかないですよね。
個人的には、「殺して下さい」と、「ところが、忙しい時には、ねむい。」がお気に入りです。
実は、なぜこの本を手に取らなかったのかというと、どうせ、文豪たちの〆切への「言い訳」をつらねただけの内容なのだろう……と思っていたからです。
(それだけでも気になって購入するかどうか迷っていたんですけどね!)
しかし、いざ開いてみると、そんな単純な構成ではなかったのです。
章タイトルの一覧を見て頂ければわかると思うのですが。
Ⅰ章 書けぬ、どうしても書けぬ
Ⅱ章 敵か、味方か? 編集者
Ⅲ章 〆切りなんかこわくない
Ⅳ章 〆切の効能・効果
Ⅴ章 人生とは、〆切である
〆切への恐怖に悶絶し、編集者との戦いになり、〆切という恐怖そのものへの論へ転じ、
〆切があることで、いろいろな効用まである!
しかも最終章は「人生」=「〆切」という、人生論にまで。
なかなか面白い構成なので、ぜひ目次だけでも見て欲しいものです。
しかも、小説家だけでなく、漫画もあり、本文の用紙は白一色ではなく、紙替えで色つきのものを挿入していたりと、飽きさせないつくりです。
ううん、やるな……。
これは、物を書く人だけではなく、日々仕事や家事に追われている人に向けての本だなあと思いました。
ちなみに、現在〆切に追われてそうな人が現実逃避のために読みそうなので、そういうときは閉じましょう。
さてさて、私も編集の〆切のために動くとしますか。よっこらしょ!
ではまた~!!
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