こんにちは、松本です。
10月の後半は、ふたつ、取材に行かせていただきました。
まずひとつめは、「野火」850号記念祝賀会(主宰・菅野孝夫先生)です。
当日は台風の最中だったのですが、「嵐を呼ぶ『野火』である」との来賓挨拶があり、大変賑やかで明るい会となりました。
「野火」は戦後すぐの昭和21年に、篠田悌二郎が創刊。
それより以前、昭和11年に、「野火」の前身となる「初鴨」が誕生しているのですが、これは会津で興ったそうです。
その「初鴨」を母体として、「野火」は誕生しました。
850号も続く結社の源が会津である、というのは、個人的にとても嬉しく思いました。
(東北出身、会津にも住んでいたので)
篠田悌二郎の名前も、会津藩の儒学者・秋月悌次郎からとったということです。
(会が始まる前に、菅野先生にいろいろと質問してしまいました)
それにしても、850号まで連綿と続いてきたというのは凄まじいことです。
今後も、900号、1000号と続いていかれるのでしょう。
戦争によって、結社誌が出せなくなり、戦後はたくさんの結社が生れました。
それが平成の時代までつづいてきた……、平穏の大切さも感じます。
(会場でいただいたお花)
せっかく上野に来たので、帰りに「怖い絵展」を見ようと思っていたのですが、豪雨の中でも、外に30分待ちの列が……。
さすがに風邪をひきそうでしたので断念して、選挙の投票に寄って、帰りました。
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ふたつめは、12月号のNOWの撮影で、名古屋の栗田やすし先生のところへお邪魔しました。
ご自宅にお招きくださり、室内での撮影から開始。なんと、ご自宅の入口脇に書庫が……!
最初はここで「伊吹嶺」の編集をしようと思っていらしたそうですが、本が増えて作業が出来なくなってしまったとのこと。さすが、日大の教授でいらした先生です。
正直、蔵書を拝見してみたかったのですが、さすがに「見せてください」とは言えませんでした。
その代り、ご自宅の書斎を拝見。
こちらは、全集や結社誌がずらりと並んでいました。
初めて拝見したのですが、こちらは、「ほとゝぎす」の松山版です!
まだ東京に移る前に作られていたものですね。
開いたとたん、内藤鳴雪という名前が。当時は正岡子規、高濱虚子、河東碧梧桐、そして内藤鳴雪が選者でした。
なんという錚々たるメンバーなんでしょう。
この一年後、東京に移し、虚子が継承。三年後には、誌名も「ホトヽギス」に改名されました。
さらに、「伊吹嶺」と「風」の創刊号を並べて。
澤木欣一の「風」もまた、昭和21年の創刊。戦後は本当に、俳句結社が多く興りました。
ご自宅での撮影のあと、旧東海道の町並みが残る、有松へ連れて行っていただきました。
「有松・鳴海絞り会館」で、有松絞りの成り立ちがわかる映像や、実演なども拝見。
すっかり観光気分な私とカメラマンでした。
本来の姿に戻り、撮影を再開。町並みと先生の雰囲気がとても合っていて、素敵なお写真が撮れました。
(12月号のグラビアをお楽しみに!)
(有松の晴れた空と松。有松だから松が多いのかな……?)
(先生と野村カメラマン)
この日は、週の一日だけ雨模様で、ご自宅に居た時は降っていたのですが、
外にでると綺麗な晴れ間が。
先生は、「やすし晴れ」と言われるほど、晴男なのだとか!
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撮影は終わって、最後に桶狭間古戦場跡に連れて行っていただきました。
織田信長が名を一気に高めた、奇襲作戦の名戦の地!!!
(観光気分がますます増してしまいました)
でも、桶狭間がどこかというのは所説あるそうで、のぼりの脇にも小さく「伝説地」と記されていました。
(左に「伝説地」と)
(今川義元の墓)
※今も花が供えられています
(今川義元戦死所)
※お墓の裏にありました。
大変楽しい取材でした。栗田先生ありがとうございました。
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2017年10月31日火曜日
2017年10月23日月曜日
駆け廻った一週間
日曜は「鴻」全国俳句大会で千葉県市川
火曜は「ランブル」20周年祝賀会で東京新宿
木曜日は「吟遊」20周年祝賀会で東京神保町
金曜は「松の花」20周年祝賀会で東京竹橋
日曜は「白魚火」栃木大谷吟行取材で栃木宇都宮
と、関東を駆け廻った。
ちょっと疲れている。
「白魚火」吟行は、大谷石採石場跡である大谷石資料館周辺。
ここは映画、テレビ、ミュージックビデオのロケに使われるそうだが、圧巻の素晴らしさだった。
台風が接近するなかの大雨吟行だったが、楽しかった。
吟行後は、「白魚火」の中村國司さんと、「白魚火」のみなさんと宇都宮駅前で飲んだ。
これでもか、というくらい宇都宮餃子を食べた。
俳人とのおしゃべりは楽しい。
「國司」と「誠司」、同じ「司」同士で話が弾んだ。
2017年10月13日金曜日
初撮影同行
こんにちは!家氏です。先日、初めて撮影に同行しました。今回は12月号セレクション結社の取材で、「原人」主宰、昼間たつお先生のグラビア撮影です。現在、編集の仕事を猛勉強中の私は、朝から初取材ということでドキドキしていました!撮影場所は、風情のある千葉県の護国神社。とてもよい天気のもと、撮影は終始和やかに撮影は進み、綺麗な写真がたくさん撮れました!貴重なお話も聞くことができ、私にとっては本当に良い体験でした。この内容は11月25日に発売される「俳句界」12月号に掲載されます。皆さんにも是非、手に取って頂きたいと思います!
2017年10月6日金曜日
秋ですね
こんにちは、加藤です。
先日発売された「俳句界」10月号はおかげさまでご好評いただいております。
特集は「鑑賞力を鍛える」、そして「創刊121年 ホトトギスの魅力」。
お買いもとめいただいた皆様、ありがとうございます!
もしまだご覧になっていない方がいらっしゃいましたら、
書店もしくはアマゾン(ここをクリック)でぜひ。
*********************************
さて、なんとなく秋らしくなってまいりました。
秋と言えば、芸術の秋。
久し振りに新宿末廣亭の深夜寄席へ行ってきました。
毎週土曜日、21時半から23時まで行われている、若手の落語会(講談もあり)。
いつもなら、20時半に着けば余裕で座れるはずが…今回はなぜか長蛇の列。
理由はその落語家の面子。
講談の神田松之丞をはじめ、春風亭昇々、春風亭吉好、柳亭小痴楽と、
今、人気の若手噺家さんばかりだったおかげで、
なんと立ち見が三重になるという、深夜寄席の記録を更新する人気ぶり。
「札止め」が出て、観られない人が出るのを初めて見ました!
実はその立ち見の一人になってしまった私ですが、
四人ともとても面白く、足の痛みも忘れるほど笑った土曜日の夜でした。
落語の噺は、食べる場面が多いので、
俳句と同じように季節を感じるさせるものがたくさんあります。
秋といえば、「目黒のさんま」。
実はこの有名な噺を聞いたことがない私。
冬になる前に、どなたか「目黒のさんま」やってくれませんかねえ。
ではまた!
先日発売された「俳句界」10月号はおかげさまでご好評いただいております。
特集は「鑑賞力を鍛える」、そして「創刊121年 ホトトギスの魅力」。
お買いもとめいただいた皆様、ありがとうございます!
もしまだご覧になっていない方がいらっしゃいましたら、
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さて、なんとなく秋らしくなってまいりました。
秋と言えば、芸術の秋。
久し振りに新宿末廣亭の深夜寄席へ行ってきました。
毎週土曜日、21時半から23時まで行われている、若手の落語会(講談もあり)。
いつもなら、20時半に着けば余裕で座れるはずが…今回はなぜか長蛇の列。
理由はその落語家の面子。
講談の神田松之丞をはじめ、春風亭昇々、春風亭吉好、柳亭小痴楽と、
今、人気の若手噺家さんばかりだったおかげで、
なんと立ち見が三重になるという、深夜寄席の記録を更新する人気ぶり。
「札止め」が出て、観られない人が出るのを初めて見ました!
実はその立ち見の一人になってしまった私ですが、
四人ともとても面白く、足の痛みも忘れるほど笑った土曜日の夜でした。
落語の噺は、食べる場面が多いので、
俳句と同じように季節を感じるさせるものがたくさんあります。
秋といえば、「目黒のさんま」。
実はこの有名な噺を聞いたことがない私。
冬になる前に、どなたか「目黒のさんま」やってくれませんかねえ。
ではまた!
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