こんにちは、松本です。
14日(水)は、一足先に忘年会を行いました。残念ながら、編集長は風邪をこじらせてしまったので欠席。
女性のみで行う忘年会でした。
(写真をアップしようと思ったんですが、お料理が美味しそうに撮れなかったので断念……)
その忘年会前に、「俳句界」の編集部は一足先に、大掃除をしました。
と言っても、二時間だけだったので、一部しかできませんでした。
各々、溜まった書類を捨て、捨て、捨て……。私は、背後にある本棚の整理をしました。
句集と評論で分け、資料は手に取りやすい位置に。
芭蕉、蕪村、子規などはひとまとめに。
まだまだ不十分ですが、とりあえず一段くらい棚も空いたので、めでたしめでたし。
年末は、入稿と重なるので、後は個人の机周りと、拭き掃除くらいでしょうか。
綺麗になると、仕事も身が入りそうです。頑張ります!
(家の大掃除も頑張らなくては~~~)
さて、季語「煤払い」は、大掃除のことですが、江戸時代では12月13日に行うと、日付が決まっていたそうですね。
そう言えば、昨日のニュースでは、寺社での煤払いの行事が放送されていたな、と思い出しました。
ささいな事かもしれませんが、しっかりと伝統を守って行っているのだなと、改めて感心しました。
旅寐してみしやうき世の煤はらひ 芭蕉
我家は団扇で煤をはらひけり 一茶
先生や屋根に書を読む煤払 漱石
汲みたての水うつくしき煤払 草城
「煤払い」とセットで見られる、「煤逃げ」という季語が好きです。
大掃除で一家の大黒柱が「邪魔だからどっか言ってて!」と追い出されていたり、文字通り「掃除なんか疲れるから嫌だよ!」と逃げ出していたり。
どこか滑稽でくすりとしてしまう風物です。
シーソーに煤逃げめきて坐りをり 能村登四郎
煤逃の親子出合ひし町の書肆 水原春郎
煤逃げの蕎麦屋には酒ありにけり 小島 健
私は一人暮らしなので、逃げるわけにはいかないぞ……と思いつつ。
ではまた来週。
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