……といいながら、金曜の夜に書いています。すみません。
東京はまだ梅雨明けにならず、
木曜、金曜と雨が降っています。
天気予報で「今日は梅雨寒のお天気となるでしょう」と言っているのを聞き、
慌てて冬用のカーディガンを羽織って出勤しました。
季語で何度も耳にしていた言葉ですが、
やはりそのときになると実感しますね。
梅雨寒の昼風呂ながき夫人かな 日野草城
貨車の扉の隙に飯喰う梅雨の顔 飴山 實
吊皮にごとりとうごく梅雨の街 横山白虹
物指をもつて遊ぶ子梅雨の宿 星野立子
背戸の水しろじろ暮るる梅雨寒き 富田木歩
うとましや声高妻も梅雨寒も 久保田万太郎
梅雨さやぐ灯の床吾子と転げ遊ぶ 中村草田男
一隅に夜学教師の梅雨の傘 沢木欣一
「梅雨」って、ドラマを生み出す言葉なのでしょうか?
雨ばかりの季節も、そう考えてみると素敵ですね。
ではまた来週。
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