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2016年6月16日木曜日

変わるもの、変わらないもの

木曜担当の加藤です。

「梅雨入り」とどこかで耳にした途端、本当に雨ばかりの天気になるもんだなぁと
毎年この時期はいつも同じことを考えております(笑)。

先日、埼玉県にある浦和駅に行く機会がありました。
前職に就いていたころは、しょっちゅう寄っていた駅。
友人との待ち合わせ場所の伊勢丹も、よく知っているところだったのですが……
電車を降りて呆然。

「ここは……どこ?」

あまりの変わりように、改札を出てもどちらに行っていいか分からないほど
駅舎が改装されて綺麗になっていたのです。

そういえばあの頃も、改装工事中だったっけ、と思いながらも
思い出の場所が忽然と消えていることに一抹の寂しさを感じました。


なぜこの話を書いたかというと、
先日、JR山手線の原宿駅建て替えのニュースを見たからなのです。




原宿駅は1924(大正13)年に建てられた洋風の木造2階建てで、
都内の木造駅舎としては最古のもの。
1945(昭和20)年に空襲により直撃弾を受けますが、不発だったため
焼失をまぬがれ、現在に至るそうです。

東京オリンピックの2020年に向け、
すぐ近くにある国立代々木体育館にたくさんの集客が見込まれるため
新しい駅舎を現駅舎の南西に作るということでした。

今の駅舎を取り壊すかどうかはまだ決まっていないとのことですが…。


初めて原宿に行った、中学一年の秋。
部活の仲間全員で、気合いを入れてお洒落して竹下通りを歩いたっけ。
とんでもない人混みの中、皆で手を繫いで端まで歩ききったら、
ワンピースを着ていた友達のベルトがなくなっていて、大爆笑したこともありました。

代々木体育館に生れて初めてコンサートに行った、高校二年の冬。

今も、原宿駅はあの日のままの姿。
たくさんの人の思い出の景色にある駅舎を、
可能であればこれからも残していってほしいと思います。


ではまた来週。


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