こんにちは、松本です。
先週末のお話ですが、名古屋に行ってきました。
加藤耕子主宰の「耕」30周年祝賀会です。
「耕・Ko」は、昭和61年に名古屋で創刊。
HAIKUとしての英文誌も出されている、全国でもまれな結社です。
そのため、当日は海外からの御来賓の方々もおおく、とても国際的でした。
同じテーブルに、蕪村の句2880句を漢訳して、中国で出版されたという
王岩(ワン・イェン)さんもいらっしゃって、実物を見させていただきました。
とても分厚くて(3cmくらいあった)、日本語と漢訳が記されていました。
(残念ながら、読めなかったのですが……)
英訳はよく聞くけれど、漢訳は初めて聞いたので、とても興味深かったです。
(耕子先生と、王さん)
おもえば、中国の詩の文化は日本よりもはるか昔からあるもの。
漢字を頂いて発展した日本の、短詩との親和性があるのは当たり前でしたね。
それでも実際に、分厚いご本を拝見して、蕪村の俳句が漢訳されて読まれている、
という事実に、じわじわと感じ入ってしまいました。
ちなみに、蕪村の代表句は、下記のように訳されていました。
菜の花や月は東に日は西に 蕪村
菜花金黄染大地、月上東天日沈西 (王岩氏訳)
漢詩は韻が重要なので、音読で聴いて真価が発揮されるのでしょうね……。
大学時代に中国語を選択したくせに、自分の名前くらいしか言えない私は、
まったく想像ができないのでした……。
今度お会いする機会があったら、音読していただきたいです。
それでは、また来週。
(水曜日再見!)
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