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2016年4月5日火曜日
月末の出張の事
(奈良県 山の辺の道)
編集長の林です。
「俳句界」5月号もいよいよ最後の詰めの段階…ですが、私はこの月末、ほとんど会社におらず、出張続きの一週間でした。
3月28日(月)、29日(火) 5月号の原稿書き、インタビューまとめ、台割表作成。
7月号の企画の交渉、依頼状作成。
3月30日(水) 伊賀上野に出張、柴田多鶴子主宰「鳰の子」吟行に同行。
13時に伊賀市の上野市駅に集合。
蓑虫庵、芭蕉生家などを訪ねる。
(ちなみにこの日は私の51回目の誕生日でした。)
夜食べた「伊賀牛」がちょ~うまかった。
〈さまざまな事思ひ出す桜かな 芭蕉〉
この句は、芭蕉がここ伊賀上野に里帰りした時の句。
江戸の有名俳諧師となって、故郷に錦を飾ったわけです。
3月31日(木) 伊賀上野吟行。
伊賀上野城、芭蕉記念館などを訪ねる。
伊賀名物・豆腐田楽に舌鼓。
墨のかおりがして結構だった。
夕方に解散し、次の仕事の為、奈良へ。
奈良市内に泊まりたかったが、今、関西は深刻なホテル不足…。
奈良市内のホテルのどこも空いていなかった。
(超老舗の奈良ホテルとかは空いていたが、とても泊まれない)
しかたなく大和郡山市筒井というところのビジネスホテルに泊まった。
4月1日(金) 奈良市内でのグラビア撮影、…荒天で中止。
時間が出来たので、この雨の中、大好きな山の辺の道に行く。
「たたなづく青垣山」は雨で霞んでいたが、静かな古道の桜を見れた。
山の辺の道には私の愛する犬がいる。
久々の対面…、大きくなった。
(また来るからね~。)
と頭を撫でて別れた。
4月2日(土) 近鉄奈良駅行基像前で、田中春生先生、カメラマンと待ち合わせ。
田中先生は今年、有山八洲彦先生の後を受け「朱雀」新主宰に。
(有山先生は名誉主宰となった)
ものすごい人だったが、静かな場所を見つけて撮影。
ところが、私たちが撮影をしていると白人や中国人が
どんどん後ろに集まってくる。
どうやら、ここが「桜の撮影スポット」だと思っているらしい。
どんどん集まって、順番待ちをしているので、
しかたなく早めに切り上げて、場所を譲ってあげる、
というわけがわからない展開に…。
そのあとは京都に行き、名村早智子主宰の「玉梓」10周年祝賀会。
これも花見客で大混雑の蹴上に行った。
俳句への情熱を語った名村主宰のスピーチに感嘆して終了。
通常は20分くらいで京都駅に着く送迎バスがあるのだが、
この日はなんと1時間半かかると聞いたので、地下鉄で京都駅へ。
新幹線に乗って、横須賀の自宅に着いたのは零時を過ぎてしまった。
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