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2016年3月8日火曜日

この一週間~俳人協会総会と小田原一夜城
















花影婆娑と踏むべくありぬ岨の月   原 石鼎(はら・せきてい)


(はなかげ ばさと ふむべくありぬ そまのつき)   


編集長の林です。
この一週間を簡単に書きたい。

3月1日 東京新宿・京王プラザホテル~俳人協会総会、各賞授賞式、懇親会取材。

今年は私と、書籍の青木美佐子課長と出かけた。
ここは懇親会の料理がとてもおいしい。
寿司の銀座久兵衛、すきやきの今半などが出店していて、豪華でくらくらしそうである。
「あくまでも仕事です…」とお互い言いつつもちょうど腹が減る時間…。
久兵衛、今半は行列が出来ていて、さすがに並んでまでして食べるわけにはいかなかったが、他のおいしいものを食べた。
青木課長がとてもうれしそうに食べていたのが印象的だった。
そのあとは、同じホテルの別会場で行われた依田善朗さんの俳人協会評論賞の祝賀会に出て「乾杯の音頭」の役を仰せつかり、同じく別会場の村上鞆彦さんの俳人協会新人賞の祝賀会にも出て「中締め」の役を仰せつかった。
われながら八面六臂の活躍だった。

さらにそのあとは若手俳人が飲んでいる同ホテルのバーに顔を出した。
ひさびさに会う顔もあり、元同僚で、今話題の俳人・北大路翼くんなどとも話した。
村上君を囲んで堀本裕樹、大高翔、鎌田俊、日下野由季、阪西敦子、田中亜美、松本てふこ、佐藤文香、西村麒麟、今泉礼奈、津久井建之などなど…。
若手大集合という感じで、なかなかの顔ぶれだった。
さすがに疲れたので途中で帰った。

3月3日 萩原昇さんが来社し、句文集の打ち合わせ。

3月4日 神奈川県小田原市で原朝子「鹿火屋」新主宰の5月号俳句界NOWのグラビア撮影
豊臣秀吉の一夜城として知られる石垣山で撮影。
富士山や箱根、太平洋の眺望がすばらしいと聞いてきたが、あいにく(?)天気が良すぎて、富士山も海も霞がかってしまい、撮影にはあまりよくない。
そこでも撮影したが、駐車場の河津桜が満開だったので、そこであらためて撮影。
結果的にはいい写真が撮れた(…と思う)。
原朝子さんは伝統結社「鹿火屋」の四代目主宰で、今年から就任した。
創立者・原 石鼎の孫にあたる実力女性俳人である。
当日は前主宰の原和子「鹿火屋」会長も同行。
駐車場のそばに建つ、有名パティシエ・鎧塚さんの店でお茶とケーキで歓談した。
前主宰というのは、主宰を譲るとだいたい「名誉主宰」に就任するのだが、和子さんは、

わたし、「名誉」って嫌いなのよ。

ということで「会長」になったそうである。

他の日は「俳句界」4月号の最終校正や6月号の原稿依頼など。
結構ハードだったが、土日にゆっくり休めたのはよかった。

昨日は日本酒を飲んで、帰宅したら、早めの二日酔いか、頭がガンガンして困った。
今日はなんとなく寝不足である。

写真は原朝子先生の後ろ姿。
河津桜に囲まれ、とてもいい「絵」だったので、思わず撮影した。

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