このブログを検索

2018年3月24日土曜日

はじめまして

はじめまして、こんにちは。
この度、月刊「俳句界」編集部に仲間入りしました、伊藤です。
これから頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

私と俳句との出会いは、中学生の頃の国語の授業の時間でした。

閑さや岩にしみ入る蟬の声  松尾芭蕉

非常に有名な句で、皆さま当然のようにご存知かと思います。
授業の内容は、なぜ「しみ入る」が「しみ込む」ではないのか、ということを考えるものでした。

俳句との出会いも初めてであれば、「しみ入る」という言葉との出会いも初めてでしたが、
硬い岩にはすばやくしみ込むものではなく、じわじわと、じっくりしみ入るものだ、という意見を出したように記憶しています。

今思えば、この「しみ入る」の一言は、「閑さ」と「蟬の声」の中にいる詠み手の時間の流れを
非常に緩やかにし、まるで時が止まったかのように錯覚させる言葉のようにも感じます。


この一句との出会いが、十七音に込められた情景の広がりや、短いからこそ厳選された言葉などの俳句の魅力を教えてくれました。
「俳句界」編集部の一員としてたくさんの俳句に出会えることが、これからも楽しみです。

さて、今月号の「俳句界」も無事発売となりました。
金子兜太先生の追悼特集、俳句の仮名遣いに関する論考・エッセイなど、盛りだくさんの内容となっております。

お近くの書店様やアマゾン(ここをクリック)でご購入頂けます。
ぜひお手にとって見て下さいね!



2018年3月16日金曜日

温かい春の陽気


こんにちは、家氏です。

寒い寒い日々がようやく終わり、やっと春らしくなってきました。通勤途中はおひさまがポカポカと包み込んでくれて、私の一番好きな季節です。

月刊「俳句界」にはそんな春にぴったりなイベント情報も掲載しています。
それがインフォメーション!
作品募集や各地のイベント情報などを沢山掲載しています。春だからこそ、インフォメーションを参考に各地をまわってみてはいかがでしょうか。

「俳句界」3月号も発売中です、ぜひ手にとってみてください。





さて、私のブログは今回で終了となります。
読んで下さった皆様ありがとうございました。

2018年3月9日金曜日

空を見上げれば

加藤です。

背中を丸めて、つい下を向いて歩きがちな冬。
週末、空を見上げると、少しずつ春が近づいてきていました。



先日、200万部を突破した『君たちは、どう生きるか』を読みました。
新潮社の編集者だった吉野源三郎が、今から81年前に自身で書いた児童文学を漫画化したものです。
心に残った言葉に付箋をつけていたら、付箋だらけになってしまいました。
皆さんもぜひ。
お薦めの一冊です。

******************************

先日、上野恩賜公園に取材に行ってきました。




4月号(3月24日発売)の『俳人訪問』にご登場いただくのは、「梓」代表の上野一孝先生。
最新句集のこと、森澄雄先生との出会い、代表をされている「梓」のことなどをお聞きしました。

事前に上野公園を下見してくださっていたとお聞きして、感激しきり。
お薦めのぼたん苑での撮影となりました。
カメラマンは私、加藤が担当。
ぜひ、4月号でご確認ください。

ではまた!

2018年3月8日木曜日

俳人協会四賞授与式・懇親会へ


こんにちは、松本です。

今週は、3月6日に「俳人協会四賞授与式・懇親会」へ行ってきました。
毎年盛大に行われる授与式と懇親会ですが、
今年の俳人協会賞は、「俳句界」投句欄の選者をご担当いただいている、
櫂 未知子先生の句集『カムイ』と、須賀一惠さんの句集『銀座の歩幅』。
ダブル受賞というのは六年振りだとか。
新人賞も三名、評論賞も二名と、受賞者が多く、壇上は華やいでいました。

(※取材でカメラが出張中のため、後日ここに写真掲載します!)


普段なかなかお会いできない先生方にご挨拶でき、充実した時間でした。
先生方、ありがとうございました。


また、毎年楽しみなのが、会場である京王プラザホテルのロビーに飾られる「吊し雛」。
この日も訪れる人の足を捉えて離さない、魅力的な仕上がりになっていました。















正面から。


















ずずいっとアップに



遠景で見るとまるで柳が着飾っているかのうように華やかですが、近景で見ると一個一個に味わいが。「へびだ!」「ねこだ!」「いやトラだ?」とひとつひとつ指差して楽しんだり。童心にかえった気分です。

毎年風変わりで楽しい人形があるので、ついついじっくり見て時間を忘れてしまいます。

来年も楽しみですね。