今年の夏は雨ばかりでどうも肌寒く、
大好きなかき氷も食べず、薄手のワンピースも着られず、
夏らしいことをしないまま終わってしまった気がします。
そう思っていたら、今朝、通勤時に蟬の鳴き声を聞きました。
短かかりし夏よみんみんも秋の蟬 林 翔
前回のブログで、蔵前にロケハンにいったことを書いたのですが……、
実は大雨のせいで蔵前で撮影ができなくなり、
(蔵前は意外と撮影で使える屋根のある場所がないのです)
当日、急遽両国に変更になったのでした。
取材したのは、
9月25日(月)発売の「俳句界」10月号掲載「私の一冊」で、
登場されるのは川越歌澄先生。
川越先生は、第一回の北斗賞を受賞されています。
選ばれた一冊は、とても珍しい、そして大切な本。
詳細はぜひ、「俳句界」10月号でご確認ください!
さて、両国は私の故郷でもあります。
江戸東京博物館に向かう、西口改札周辺は昨年冬にリニューアルされ、
とてもオシャレな商業施設になっていました。
でも、1929年に建てられた駅舎は
ホームから見える景色など変わらないところもあり、
高校に通うため毎日駈け上っていた階段もそのまま。
かつて西口の広場に飾ってあった、大きな横綱の写真は
改札近くに移動していました。
白鵬と武蔵丸。
名横綱と背比べ。
私が小学生だったころ、圧倒的な強さを誇った、
ウルフこと千代の富士が183センチあったのは驚きでした。
貴乃花(貴乃花 光司氏)と戦って、千代の富士が負けた日、
あの一番は今でも忘れられません。
好きだった輪島や朝潮と手を合わせてみたり。
(年代がわかりますね!)
撮影後も両国駅でしばし懐かしい時間を過ごした私でした。
夏場所やもとよりわざのすくひなげ 久保田万太郎
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