少し前のことになりますが、5月28日(土)に秩父へ取材に行ってきました。
7月号(6月25日発売)に掲載する、彩の国秩父俳句大会の取材です。
彩の国秩父俳句大会は
今年、創立75周年を迎える「紫」の山﨑十生先生が中心となって
毎年秩父で開催している俳句大会です。
当日の朝、山﨑先生と、講師の岩淵喜代子先生と三人で、レッドアロー号に乗って秩父へ。
レッドアロー号は窓が大きく、
有名な武甲山が窓一杯に見えたときは感動!
…それなのに写真がないんです(上の写真は借りものなので春の武甲山)。
実は途中で、当日投句の席題句が発表され、私も一句詠むことになり
季寄せを握りしめて、必死に句を考えていたので
写真を撮る余裕がまったくありませんでした(編集者として失格ですね…)。
大会会場は、なんと秩父神社の参集殿。
会場の裏が神社だったので、大会前に山﨑先生に連れていっていただきました。
爽やかな五月の風の中、ちょうど結婚式が行われていて、
それはそれは素敵な光景でした。
秩父神社は、約2000年の歴史がある神社。
あの「秩父夜祭」でも大変有名です。
江戸時代初期の有名な彫刻職人、左甚五郎の作と言われている彫り物があり、
「こ、これはブログに!」と慌てて写真を撮ってきました。
これは「三猿」。
三猿といえば、日光東照宮の「見ざる言わざる聞かざる」が有名ですが、
ここ秩父神社の三猿は
「目を見開き、耳をすませて、何かを話している」猿なんです。
同じ徳川ゆかりの神社ですが、変わっていて面白いと思いました。
情報が溢れる現代では、
「自分の目でよく見て、自分の耳で聞いて判断し、それを伝える」、
この秩父神社の三猿がふさわしいのかもしれません。
それではまた来週。
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