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2016年3月3日木曜日

ふるさと

草の戸も住替る代ぞひなの家  松尾芭蕉



こんにちは、加藤です。
今日は雛祭ですね。

子供の頃、七段飾りのお雛様を飾っている友人がいて、
毎年飾るのを見に行っていた記憶があります。
一つ一つ、紙にくるまれた人形を取り出しては、場所を確認しながら
並べていくのですが、丁寧に紙をはずしていく仕草がなぜかとても素敵で、
いつまでも飽きずに眺めていました。

あまり女の子らしい娘ではありませんでしたが、
あの本物のように豪華な衣装と、細かい細工の小道具は心惹かれました。

蛇足ですが、うちは雛人形をなかなか片さずに置きっぱなしにしていたので、
「お前が嫁にいけないのは、そのせいかもしれないねぇ……」と
母が半ば本気で言っていました。
(※現在は無事嫁に行けたので安心してください)


さて、冒頭の句は、あまりにも有名な芭蕉の句。
「おくの細道」の旅に出かける前に、深川の芭蕉庵のことを詠んだ句ですね。

実は東京の下町、深川は、わたしの大切な故郷でもあります。

学校から帰るとき、近所の店先から「おう!おかえり」なんて声がかかるような町です。
鍵を忘れて家に入れないなんてときも、近所の家で待たせてもらったり、
屋上から屋根づたいに自分の家に帰らせてもらったりなんてこともありました。

故郷への思いは、今でも溢れるほど心の中にあります。


今、「俳句界」では「望郷俳句」を募集しています。

「ふるさと」を詠んだ句、「ふるさと」で詠んだ句、「ふるさと」を思って作った句を
ぜひ編集部へ投句してください。

要項は下記の通りです。


【応募方法】  〈郵便〉ハガキ1枚に2句まで。何枚でも応募可。投句料無料。
        「住所・俳号・本名」も記入のうえ、下記送付先まで。

【締 切】   5月15日(必着)

【選】      月刊「俳句界」編集部

【送付先】    〒169-0075
       東京都新宿区高田馬場2-1-2-8F
       月刊「俳句界」編集部
       「望郷俳句」投句係
       ※必ず係名を明記してください。

【賞】     入選3句に記念品贈呈

【発 表】   月刊「俳句界」7月号誌上にて(6月25日発売)


皆さんの俳句をお待ちしております。




2 件のコメント:

  1. 三泊みなと2016年3月3日 21:55

    こんばんは!
    本誌には 締切 5月15日
    発表   俳句界7月号誌上になって居ますが?

    返信削除
  2. 三泊様、ご指摘ありがとうございます!
    加藤です。
    間違えてアップしてしまいました。申し訳ありません。
    本誌の内容が正しく、ブログ記事を修正いたしました。
    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
    投句もお待ちしております。

    返信削除